「世帯年収700万円あれば余裕でしょ?」と思われがちですが、実際に調べてみると意外とシビアな現実が見えてきます。厚生労働省のデータによると、全世帯の平均所得は536万円・中央値は410万円なので、700万円は確かに平均を大きく上回っています。ところが、子育て世帯に絞ると平均が820万円まで跳ね上がり、「子どもがいる家庭の中では平均以下」という逆転現象が起きてしまうのです。

この記事では、共働きで世帯年収700万円の場合の生活レベル・手取り額・住宅ローンの適正額、さらに「世帯年収650万・750万との差は?」「専業主婦世帯より手取りはどれだけ多いか?」「パワーカップル(1,700〜1,800万)との差は?」まで、公的データをもとに徹底的にまとめました。数字とデータに基づいて整理しているので、ぜひ自分の家計計画の参考にしてください。

この記事のポイント
✅ 世帯年収700万の共働きは全世帯平均を上回るが、子育て世帯平均(820万円)は下回る
✅ 共働き世帯の手取りは約540〜560万円、月換算で約45〜47万円が目安
✅ 住宅ローンの適正借入額は世帯年収の5倍・3,500万円が安全ライン
✅ 同じ世帯年収700万でも、共働きのほうが専業主婦世帯より年間約19万円手取りが多い
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世帯年収700万の共働き、気になる生活レベルと手取りの実態

世帯年収700万の共働き、気になる生活レベルと手取りの実態
  1. 世帯年収700万 共働きは日本の平均と比べてどの位置にあるか
  2. 世帯年収700万の生活レベルは「余裕がある」とは言い切れない現実
  3. 世帯年収650万 共働きとの差はどのくらいか
  4. 世帯年収750万 共働きとの生活の違い
  5. 共働き世帯の平均収支と世帯年収700万の月々の黒字額の差
  6. 共働きと専業主婦世帯、同じ世帯年収700万なら手取りはどちらが多いか

世帯年収700万 共働きは日本の平均と比べてどの位置にあるか

【AI】【業務効率化】【職場】世帯年収700万 共働きは日本の平均と比べてどの位置にあるか

共働きで世帯年収700万円は、日本全体の中ではどのくらいの位置にあるのか。これを知るためにまず公的な統計データを確認しました。

厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によると、2023年の1世帯当たりの平均所得金額は536万円、所得金額の中央値は410万円となっています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5fc66ff3a5e2c2ebce2d9b94aa0c8d9aec989d60

世帯年収700万円は、平均値(536万円)も中央値(410万円)も上回っています。数字だけ見ると「上位層」であることは間違いありません。

ただし、注目すべきは「児童のいる世帯」に絞ったデータです。子育て世帯の平均世帯年収は820万5,000円まで跳ね上がります。つまり、子どもがいる共働き家庭の中では、700万円は「平均以下」になってしまうのです。

また、年齢別で見ると40〜49歳の世帯平均は739万8,000円、50〜59歳は750万円。共働きで700万円を稼いでいても、同世代の平均と比較するとほぼ横並び、あるいはやや下回るケースも出てきます。

doda(デューダ)が15,000人を対象に行った調査では、共働き夫婦の世帯年収で最多だったのは800〜900万円未満(11.0%)というデータも出ています。700万円は「標準よりやや下」の位置づけと捉えておくのが現実的です。

(出典:https://doda.jp/guide/ranking/109.html)

🔢 世帯収入の比較早見表

📊 比較対象 平均世帯年収
全世帯の平均所得 536万円
全世帯の中央値 410万円
児童のいる世帯の平均 820万5,000円
30〜39歳の世帯平均 605万7,000円
40〜49歳の世帯平均 739万8,000円
共働き世帯の年間実収入(月平均×12) 約856万円
共働き世帯の最多年収帯(doda調査) 800〜900万円未満

(出典:厚生労働省「2024年 国民生活基礎調査」、総務省「2024年 家計調査」、doda)

このデータから読み取れるのは、「世帯年収700万は決して低くはないが、子育て世帯や40代の平均水準と比べると余裕があるとは言いにくい」という現実です。自分たちの立ち位置を正確に把握することが、家計管理の第一歩になります。


世帯年収700万の生活レベルは「余裕がある」とは言い切れない現実

【AI】【業務効率化】【職場】世帯年収700万の生活レベルは「余裕がある」とは言い切れない現実

「世帯年収700万もあれば生活は豊かなはず」というイメージを持つ人は多いですが、実態を数字で見るとその印象は大きく変わります。

まず手取り額を確認しておきましょう。世帯年収700万円(夫450万+妻250万の共働きケース)の場合、税金や社会保険料を引いた世帯手取りは約559万円になります。月換算にすると約46〜47万円です。

この手取りから住宅ローンや家賃、食費、教育費、光熱費などを支払うと、思いのほか手元に残らないのが現実です。実際にYahoo!ニュースで紹介された事例では、世帯年収700万円の家庭が「帰省費用10万円すらキツい」という声が取り上げられています。

「友達は冬休みにハワイやディズニーへ行ったらしいよ」と子どもに言われても、帰省費用10万円すら捻出するのがキツい——世帯年収700万円の家庭のリアルな声です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5fc66ff3a5e2c2ebce2d9b94aa0c8d9aec989d60

総務省「2024年 家計調査」によると、共働き世帯の実収入の平均は月71万3,540円(年間約856万円)で、支出の平均は月47万3,517円、黒字額は月24万円です。一方、世帯年収700万円の家庭(月収約58万円)が同じ支出(約47万円)をすると、月の黒字は約10〜11万円にとどまります。

📉 世帯年収700万 vs 共働き平均の月次比較

💰 項目 共働き平均世帯 世帯年収700万世帯
月収入(実収入) 約71万円 約58万円
月支出(平均) 約47万円 約47万円(同額と仮定)
月黒字額 約24万円 約10〜11万円
年間黒字差 約168万円少ない

(出典:総務省「2024年 家計調査(家計収支編)」)

この年間168万円の差が、旅行・教育費の積み立て・住宅ローンの余裕といった「生活の質」に直結します。さらに、共働きだと「時間をお金で買う」支出も発生しやすく、外食・テイクアウト・保育費・学童代などが加わることで、実際に使えるお金はさらに圧縮されます。

「共働きは収入が多い一方で、”時間をお金で買う”支出が増えやすいのが特徴です」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d40bacf310b89be59f07e440f6ba2556647b4820

世帯年収700万円は「高収入」に見えますが、子育て・住宅ローン・老後資金を考え合わせると、「余裕がある」と断言するのは難しいのが正直なところです。


世帯年収650万 共働きとの差はどのくらいか

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「世帯年収650万から700万に上がったら生活はどう変わるのか?」という疑問を持つ方は多いでしょう。年収差は50万円ですが、税金・社会保険料を引いた手取りベースでは実質の差はさらに縮まります。

所得税は累進課税制度を採用しており、年収が増えると税率も段階的に上がります。そのため、50万円の年収増が手取りにそのまま50万円上乗せされるわけではありません。年収650万から700万への増加に伴う手取りの増加分は、おそらく年間30〜35万円程度になると推測されます。

月換算にすると約2.5〜3万円の差です。この額で何ができるかを具体的に想像してみると:

  • ✅ 毎月の貯蓄額を2〜3万円増やせる
  • ✅ 子どもの習い事を1つ追加できる(月1〜2万円程度)
  • ✅ 年に1回、家族で国内旅行に行ける程度の余裕が生まれる
  • ✅ 年間30〜35万円を新NISAの積み立てに追加できる

ただし、住宅ローンの借入額への影響は見逃せません。適正借入額の目安は「世帯年収の5倍」とされているため、650万なら3,250万円、700万なら3,500万円と250万円の差が出ます。物件選びの幅が広がるという意味では、この50万円の差は決して小さくありません。

📊 世帯年収別・住宅ローン適正借入額の比較

🏠 世帯年収 手取り(概算・年間) 適正借入額(年収×5倍) 最大借入額(年収×7倍)
650万円 約500〜515万円 3,250万円 4,550万円
700万円 約540〜560万円 3,500万円 4,900万円
750万円 約575〜595万円 3,750万円 5,250万円

(出典:https://mirashiru.dai-ichi-life.co.jp/article/1274376)

世帯年収650万と700万の差は「劇的な生活の変化」というより、「将来の備えを少し厚くできる」「住宅選びの選択肢が少し広がる」という感覚に近いでしょう。極端な違いはないものの、長い目で見ると積み重ねの差は決して無視できません。


世帯年収750万 共働きとの生活の違い

【AI】【業務効率化】【職場】世帯年収750万 共働きとの生活の違い

世帯年収750万円になると、700万円との差は50万円。手取りベースでは年間約30〜38万円の差になると推測されます。

特に注目したいのは税率の境目です。所得税は累進課税制度で適用され、課税所得が一定額を超えると税率が上がります。夫婦それぞれの年収が増えていく中で、どちらかの年収が一定ラインを超えると実効税率も上がるため、700万→750万の増加が全額手取りに反映されるとは限りません。

それでも、月3〜4万円の差は積み重ねると年間36〜48万円。具体的な生活の変化として現れやすいのは以下の点です。

🔍 世帯年収700万と750万の生活比較

📌 項目 700万世帯 750万世帯
年間手取り(概算) 約540〜560万円 約575〜595万円
月の余裕額(概算) 約10〜12万円 約13〜16万円
住宅ローン適正額 3,500万円 3,750万円
年間差(手取り) 約35〜40万円多い

(概算値)

月3〜4万円の差を年換算で考えると「旅行代が丸ごと浮く」「子どもの教育費の積み立てペースが上がる」という具体的な違いになります。また、住宅ローンの適正額が250万円広がることで、物件選びの幅も変わってきます。

doda調査(2026年2月公開)では、共働き20代の世帯年収で最多が「700〜800万円未満」(15.8%)であることも参考になります。750万円は現代の共働き夫婦にとって決して珍しい数字ではなく、到達可能な水準とも言えるでしょう。

一方で、世帯年収700万と750万の差は「段違い」とは言いにくく、両者の生活水準に大きな質的差異はないのが正直なところです。大切なのは収入額よりも「支出管理と貯蓄習慣」であることも、覚えておいてください。


共働き世帯の平均収支と世帯年収700万の月々の黒字額の差

【AI】【業務効率化】【職場】共働き世帯の平均収支と世帯年収700万の月々の黒字額の差

「共働きなのに全然貯まらない」という声はよく聞きます。これを理解するために、平均的な共働き世帯の収支と、世帯年収700万円世帯の収支を数字で比べてみましょう。

総務省「2024年 家計調査」によると、共働き世帯の平均月次収支は以下のとおりです。

📊 共働き世帯の平均月次収支(2024年)

📋 項目 金額
月収入(実収入) 71万3,540円
月支出 47万3,517円
月黒字額 24万23円
年収換算 約856万円

(出典:総務省「2024年 家計調査(家計収支編)」)

一方、世帯年収700万円(月収約58万円)で同じ47万円の支出をすると、月の黒字は約10〜11万円に減ります。年間黒字は約120〜132万円です。

「年間120万円も黒字なら十分では?」と思うかもしれませんが、そこから住宅ローンの繰り上げ返済・教育費の積み立て・老後資金・車の維持費・突発的な医療費などを差し引くと、「自由に使えるお金」はぐっと少なくなります。

📊 月々の黒字から差し引かれる主な支出例(子あり世帯)

🧮 支出項目 月額の目安
教育費(習い事・塾など) 1〜3万円
老後資金の積み立て 1〜3万円
車の維持費(保険・税金・ガソリン等) 1〜2万円
突発的出費の備え(医療・修繕等) 0.5〜1万円
合計 3.5〜9万円

(あくまで参考目安)

これを差し引くと月の実質的な余裕は1〜7万円程度にまで縮まる可能性があります。「年収700万円なのに貯まらない」という感覚は、決して珍しいことではないのです。

「家計管理の時間を取りにくく、気づけば貯蓄が思うように増えていないという相談も多く聞かれます」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d40bacf310b89be59f07e440f6ba2556647b4820

収支の「見える化」と、支出のコントロールが家計改善の第一歩です。


共働きと専業主婦世帯、同じ世帯年収700万なら手取りはどちらが多いか

【AI】【業務効率化】【職場】共働きと専業主婦世帯、同じ世帯年収700万なら手取りはどちらが多いか

同じ世帯年収700万円でも、共働き(二人で稼ぐ)と専業主婦(夫1人で稼ぐ)では手取り額が異なります。これは累進課税の仕組みによるものです。

所得税は収入が多いほど税率が高くなります。1人で700万円全額を稼ぐと高い税率が適用されますが、2人に分けて稼ぐと1人あたりの課税所得が下がり、適用税率も低くなります。これが共働きのほうが手取りで有利になる理由です。

📊 世帯年収700万・共働きvs専業主婦の手取り比較

💡 パターン 夫の年収 妻の年収 世帯手取り(概算)
専業主婦世帯 700万円 0円 約540万円
共働き世帯(夫450万+妻250万) 450万円 250万円 約559万円
差額 約19万円

(出典:https://www.mmea.biz/14853/)

差額は年間約19万円。月換算で約1.6万円ですが、これが年々積み重なると無視できない金額になります。

さらに、共働きには手取りの差以外にもメリットがあります。

  • ✅ 夫婦それぞれが厚生年金に加入するため、将来の年金受給額が増える
  • ✅ どちらかが収入を失った場合のリスク分散になる
  • ✅ 育休・産休中も雇用保険から給付金が出る

ただし共働きには、保育費・学童費・外食増加など「働くためのコスト」も発生します。特に子どもが小さい時期は、これらのコストで手取りの差が実質的に縮まることも念頭に置いておきましょう。純粋な「手取りの数字」だけでなく、ライフスタイル全体で判断することが大切です。


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世帯年収700万の共働きが知っておくべき住宅ローンとお金の整え方

【AI】【業務効率化】【職場】共働きと専業主婦世帯、同じ世帯年収700万なら手取りはどちらが多いか
  1. 世帯年収700万で住宅ローンを借りられる最大額と適正額の目安
  2. 夫婦の年収バランス別・住宅ローン注意点3パターン
  3. 世帯年収700万 共働きが無理なく返せる月々の返済額
  4. 世帯年収1700万・1800万のパワーカップルとの生活差とは
  5. 出産・育休を見越した住宅ローンの組み方ポイント
  6. 家計を守るために共働き夫婦がやるべきこと
  7. 総括:世帯年収700万 共働きのまとめ

世帯年収700万で住宅ローンを借りられる最大額と適正額の目安

【AI】【業務効率化】【職場】世帯年収700万で住宅ローンを借りられる最大額と適正額の目安

「世帯年収700万円ならいくらの家が買えるの?」は、マイホームを検討している共働き夫婦なら誰もが気になるポイントです。結論を先に示すと、金融機関が示す「最大借入額」と「無理なく返せる適正借入額」は大きく異なります。

  • 最大借入額の目安:4,900万円(年収×7倍)
  • 適正借入額の目安:3,500万円(年収×5倍)

住宅ローンを無理なく返済するためには、年収の5倍以内を目安にするのが理想です。世帯年収700万円であれば、おおよそ3,500万円が適正と考えられます。
引用元:https://mirashiru.dai-ichi-life.co.jp/article/1274376

最大4,900万円まで借りられる計算ですが、借りられる上限と「無理なく返せる額」は別物です。手元資金を使い切って最大限借り入れてしまうと、金利上昇時や子どもの教育費がかかる時期に家計が厳しくなるリスクがあります。

📊 世帯年収700万円の住宅ローン目安

🏦 指標 金額
最大借入額(年収×7倍) 4,900万円
適正借入額(年収×5倍) 3,500万円
返済負担率20%での年間返済額 約140万円
月々の返済目安 約11〜12万円
安全ライン(手取り20%以内) 月8.5〜9万円台

(出典:https://mirashiru.dai-ichi-life.co.jp/article/1274376、https://www.rerise-h.co.jp/blog/page_2522.html)

ファイナンシャルプランナーの氏家祥美氏は「手取り収入に対して住居費を25%以下、その他の固定費を25%以下に抑えれば、収入の1割を貯蓄に回しながら金利上昇も吸収できる」と説明しています。世帯年収700万円の手取りを525万円とすると、年間返済額140万円がボーダーラインの目安です。

東京都内の不動産会社の事例では「返済期間35年・金利0.7%で考えると、借入額は3,100〜3,300万円が理想的」という回答も出ています。物件を探す際には、「借りられる最大額」を上限にするのではなく、「無理なく返せる額」を軸に考えることが、長期的な家計の安定につながります。


夫婦の年収バランス別・住宅ローン注意点3パターン

【AI】【業務効率化】【職場】夫婦の年収バランス別・住宅ローン注意点3パターン

共働き世帯の住宅ローンは、夫婦それぞれの年収のバランスによって考え方が変わります。ファイナンシャルプランナーが示した3つの事例をもとに整理しました。

📊 夫婦の年収バランス別・住宅ローンの注意点

👫 パターン 夫の年収 妻の年収 主な注意点
事例① 350万円 350万円 ペアローンで3,500万円まで。返済負担率30%超に注意
事例② 500万円 200万円 収入合算できない場合、夫の年収500万×5倍=2,500万円が上限
事例③ 300万円 400万円 ペアローン審査ギリギリ。出産後の収入減を見越した借入設定を

(出典:https://mirashiru.dai-ichi-life.co.jp/article/1274376)

【事例①】夫婦ともに年収350万円の場合

ペアローンを活用すれば、それぞれの適正借入額(1,750万円)×2=3,500万円まで借りられます。ただし、住宅金融支援機構の「フラット35」シミュレーションでは年収350万円の最大借入可能額が約2,117万円で、返済負担率が30%以上になる計算です。無理なく返せる目安(20〜25%)を超えないよう、借入額は慎重に設定しましょう。

【事例②】夫500万円・妻200万円の場合

妻の年収が少ない場合、金融機関によっては収入合算ができないケースがあります。合算できない場合は夫の年収500万円のみが審査対象となり、適正借入額は2,500万円にとどまります。妻が今後も安定して働き続けることが前提であれば収入合算も視野に入りますが、その判断は慎重に行いましょう。

【事例③】夫300万円・妻400万円の場合

年収300万円は、多くの金融機関で住宅ローン審査通過の目安ラインとされています。妻の年収400万円と合算して3,500万円が適正借入額の目安となりますが、出産後の育休・時短勤務で収入が一時的に減ることを想定し、借入額はできるだけ低く抑えることが重要です。

FP相談の現場でも「住宅予算は借入能力と返済能力の両方を考えることが大切で、収入や年齢が同じでも各家庭の支出や価値観が異なるため一概に答えは出せない」という指摘があります。(出典:https://xn--fct00ds5ji74b.com/question/583)


世帯年収700万 共働きが無理なく返せる月々の返済額

【AI】【業務効率化】【職場】世帯年収700万 共働きが無理なく返せる月々の返済額

月々の住宅ローン返済額の安全ラインとして、「手取りの20%以内」がよく使われる基準です。

世帯年収700万円の手取りを月平均45〜46万円と仮定した場合:

  • 手取りの20%:月9〜9.2万円

これは東京都内の不動産会社のQ&A事例でも「世帯年収700万円の場合、月8.5〜9万円台が生活に余裕を残せる安全ライン」と紹介されています。

手取り20%で考えると43万円×20%=約8.6万円、46万円×20%=約9.2万円。月8.5〜9万円台が、生活に余裕を残せる安全ラインです。
引用元:https://www.rerise-h.co.jp/blog/page_2522.html

返済期間35年・金利0.7%でこの返済額に対応する借入額を逆算すると、3,100〜3,300万円が理想的な範囲となります。

📊 月々の返済額別・借入額シミュレーション(35年・金利0.7%)

💴 月々の返済額 対応する借入額(概算) 手取り比率(月45万)
8万円 約2,800万円 約17.8%
9万円 約3,100万円 約20.0%
10万円 約3,450万円 約22.2%
12万円 約4,150万円 約26.7%

(概算値。金利や返済条件によって変動します)

住宅ローン控除(年末残高の0.7%を最大13年間所得税から控除)も活用できます。適用される住宅ローン金利が0.7%未満であれば、控除期間中は繰り上げ返済よりも貯蓄・運用に回すほうが有利なケースもあります。税制の仕組みをうまく使いながら、無理のない返済計画を立てましょう。


世帯年収1700万・1800万のパワーカップルとの生活差とは

【AI】【業務効率化】【職場】世帯年収1700万・1800万のパワーカップルとの生活差とは

「パワーカップル」と呼ばれる夫婦との生活差が気になる方も多いでしょう。パワーカップルの定義はさまざまですが、ニッセイ基礎研究所では夫婦それぞれが年収700万円以上(世帯年収1,400万円以上)、三菱総合研究所では世帯年収1,000万円以上としています。

ニッセイ基礎研究所によると、パワーカップル(夫婦ともに年収700万円以上)は2023年で40万世帯。総世帯の約0.7%、共働き世帯の約2.4%と、ごくわずかな割合ですが、10年前の約2倍に増えています。
引用元:https://www.rehouse.co.jp/special/wangan/article/0037/

📊 世帯年収700万・1,000万・1,700〜1,800万の手取り比較(概算)

💎 世帯年収 月手取り目安 年間手取り目安 住宅ローン適正額
700万円 約45〜47万円 約540〜560万円 3,500万円
1,000万円 約63〜65万円 約767万円 5,000万円
1,400万円(パワーカップル下限) 約87〜93万円 約1,040〜1,110万円(推測) 7,000万円(推測)
1,700〜1,800万円 約105〜115万円 約1,260〜1,380万円(推測) 8,500〜9,000万円(推測)

(1,000万円以下は実データ参照。1,400万円以上は推測値)

世帯年収700万円と1,700〜1,800万円のパワーカップルとの差は、年間手取りで約700〜820万円にもなります(推測の域を出ませんが)。これだけの差があると、住宅・旅行・教育投資の選択肢に大きな違いが生まれます。

ただし、パワーカップルには「助成金・補助金の対象外になる」というデメリットもあります。高等学校等就学支援金(高校の授業料補助)は、共働きの場合に世帯年収の目安が約660〜1,090万円以下という制限があります。世帯年収700万円の共働き世帯はこの支援を受けられる可能性が高く、年額11万8,800円または39万6,000円の支援が受けられる点はメリットです。

パワーカップルとの差を縮めようと無理をするより、「今の収入で着実に資産を積み上げる」ことのほうが、長期的には賢い選択と言えるかもしれません。


出産・育休を見越した住宅ローンの組み方ポイント

【AI】【業務効率化】【職場】出産・育休を見越した住宅ローンの組み方ポイント

共働きで世帯年収700万円の場合、住宅ローンを組む際に特に注意したいのが「育休・産休・時短勤務による一時的な収入ダウン」です。

育休中は育児休業給付金(雇用保険から給付、原則として休業前賃金の67%〜50%)が出ますが、それでも手取りは大幅に減ります。二人の収入を前提にローンを組んでいると、育休期間中の返済が家計を圧迫するリスクがあります。

育休・時短を見越した住宅ローンのチェックリスト

  • ✅ 育休中の収入を「給付金のみ」として試算した返済シミュレーションを事前に行う
  • ✅ 月々の返済額が手取りの20%以内(安全ラインは8.5〜9万円台)に収まるか確認する
  • ✅ 緊急予備資金として生活費6ヶ月分以上を手元に残しておく
  • ✅ ペアローンの場合は「どちらかが返済できなくなったとき」も想定する
  • ✅ 変動金利を選ぶ場合は、金利上昇時にも対応できる家計的余裕を確保する
  • ✅ 住宅ローン控除の期間中は繰り上げ返済より貯蓄優先を検討する

(出典:https://mirashiru.dai-ichi-life.co.jp/article/1274376)

子どもが生まれると保育園・学童費用・習い事代などの新たな支出も増えます。住宅ローン保険(団信)への加入も忘れずに確認しておきましょう。ペアローンの場合、夫婦それぞれが団信に加入していれば、どちらかに万一のことがあった場合にその人分のローンは保険で完済されますが、残された側のローンは返済が続く点には注意が必要です。

収入保障保険(死亡時の収入減少に備える)と医療保険(突然の病気・ケガで貯蓄を守る)も合わせて検討し、「ためる・ふやす」と「守る」のバランスを整えることが、長期的な家計安定の鍵になります。


家計を守るために共働き夫婦がやるべきこと

【AI】【業務効率化】【職場】家計を守るために共働き夫婦がやるべきこと

世帯年収700万円の共働き夫婦が家計を安定させるために、具体的にどんなアクションが有効なのかをまとめました。

① 使途不明金をゼロにする

ある20代共働き夫婦の家計事例(保険deあんしん館コラム)では、月々貯蓄できているにもかかわらず使途不明金が判明しました。原因はコンビニの「ついで買い」や休日の外食の積み重ねでした。マイボトルの活用や外食頻度を意識するだけで月数千〜1万円の節約になります。(出典:https://www.hoken-anshinkan.jp/column/detail/188)

② 家計を守る保険を整える

📊 共働き夫婦におすすめの保険3種

🛡️ 保険の種類 目的 優先度
収入保障保険 死亡時の収入減少をカバー ★★★(最優先)
医療保険 突然の病気・ケガで貯蓄を守る ★★★
学資保険 子どもの教育費を確実に準備 ★★

(出典:https://www.hoken-anshinkan.jp/column/detail/188)

20代で加入するメリットは「保険料が安い」「健康状態で加入しやすい」こと。月々100円の差でも夫婦で22年間払い続ければ5万円以上の差になります。

③ 子どもの扶養は収入が少ない側で節税を狙う

16歳未満の子どもを扶養する場合、年収の少ない側が扶養することで住民税が0円になるケースがあります(年収166万円以下で子ども1人を扶養している場合など、市区町村によって異なる)。夫婦どちらが扶養するかは、税負担の観点から毎年確認することをおすすめします。(出典:https://www.mmea.biz/14853/)

④ 新NISAを夫婦それぞれで活用する

夫婦それぞれが年間最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)まで非課税で投資できます。世帯年収700万円であれば、毎月3〜5万円を積み立て投資に回すことも現実的な選択肢です。「今いくら貯まっているか」より「毎月いくら自動的に積み立てられているか」を仕組み化することが、長期的な資産形成の近道です。


総括:世帯年収700万 共働きのまとめ

【AI】【業務効率化】【職場】総括:世帯年収700万 共働きのまとめ

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 世帯年収700万円は全世帯の平均(536万円)・中央値(410万円)を上回るが、子育て世帯の平均(820万円)は下回る
  2. doda調査では共働き夫婦の最多世帯年収帯は800〜900万円未満であり、700万円は「平均よりやや下」の位置づけである
  3. 世帯年収700万(夫450万+妻250万)の年間手取りは約559万円、月換算で約46〜47万円が目安である
  4. 平均的な共働き世帯(月収71万円)と比べると月々約14万円・年間168万円の黒字差があり、生活の質に差が出る
  5. 同じ700万でも共働きのほうが専業主婦世帯より年間約19万円手取りが多い(累進課税の恩恵)
  6. 世帯年収650万→700万の差は月約2.5〜3万円、700万→750万も同程度の差と推測される
  7. 住宅ローンの適正借入額は年収の5倍・3,500万円が目安であり、最大借入額(4,900万円)とは別物である
  8. 月々の返済の安全ラインは手取りの20%以内・月8.5〜9万円台が目安である
  9. 夫婦の年収バランス(350+350、500+200、300+400)によって住宅ローンの戦略は変わる
  10. パワーカップル(世帯年収1,400万円以上)との年間手取り差はおよそ500〜800万円(推測)であるが、助成金・補助金を受けやすいメリットは700万円世帯にある
  11. 育休・時短勤務による収入ダウンを見越したローン設計と緊急予備資金の確保が欠かせない
  12. 収入保障保険・医療保険で「守る」備えを整え、新NISAで「ためる・ふやす」を仕組み化することが家計安定の鍵である

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

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カシワギ
『エグゼクティブワーク』編集長のカシワギです。 普段はITベンチャーで執行役員の40代男です。 元コンサルタントですが、今はテクノロジー企業で日々奮闘中。 仕事では厳しい顔をしていますが、家では小学生の子供2人のやんちゃなパパ。 休日はゴルフに行ったり、妻とワインを楽しんだり。
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