Bリーグ選手の年収って実際いくら?平均・最高・内訳まで全部まとめてみた
「Bリーグ選手って、実際どれくらい稼いでいるの?」と気になったことはないだろうか。実はBリーグ選手の年収は公式には非公開とされていて、正確な数字を把握するのは難しい。ただし、リーグが公表しているサラリーキャップや最低年俸、各チームの決算資料などから、ある程度の推定は可能だ。この記事では、B1・B2・B3別の最低年俸から、日本人初の1億円プレーヤーである富樫勇樹選手の話、さらにNBAとの年収差まで、徹底的に調べ上げた情報をわかりやすくまとめた。
また「稼いでいるのはトップ選手だけ?」「副業している選手っているの?」「スポンサー料はいくらくらいになるの?」といった素朴な疑問にも、ひとつひとつ丁寧に答えていく。2026年からスタートする新リーグ体制でのサラリーキャップ制度についても解説しているので、Bリーグの未来を知りたい人にも役立つ内容になっている。ぜひ最後まで読んでほしい。
| この記事のポイント |
|---|
| ✅ Bリーグ選手の平均年収は約1,000万〜1,610万円が目安とされている |
| ✅ 富樫勇樹選手がBリーグ初の1億円プレーヤーを達成した背景と理由 |
| ✅ NBAとBリーグの年収差は約60〜100倍という衝撃的な現実がある |
| ✅ 2026年スタートの新リーグではサラリーキャップ制度が本格導入される |
Bリーグ選手の年収を徹底解剖!平均・最高・内訳まで一挙公開

- Bリーグ選手の平均年収は約1,000万〜1,610万円が目安
- B1・B2・B3別の最低年俸はリーグ規約で明確に定められている
- 日本人初の1億円プレーヤーは千葉ジェッツの富樫勇樹選手が達成
- Bリーグ選手の年収内訳は年俸・出場給・勝利給・スポンサー料の4本柱
- 新リーグ「B.PREMIER」ではサラリーキャップ上限8億円が設定される
- 外国籍選手の年収は日本人トップクラスよりも高い傾向がある
Bリーグ選手の平均年収は約1,000万〜1,610万円が目安

Bリーグ選手の年収は、リーグ全体として公式に発表されているわけではない。選手自身もチームとの契約によって年俸の公開を禁じられているケースが多く、「正確な数字を知ることは難しい」という状況が続いている。ただし、いくつかの公開情報を組み合わせることで、おおよその目安を導き出すことは可能だ。
2019-2020年シーズンのB1リーグにおける平均年俸は約1,610万円とされている。一方、リーグ全体の平均となるとおよそ1,000万円前後という推定が多く見られる。さらに日本代表に選ばれているトップ選手に絞ると、平均年俸は約4,540万円にのぼるというデータもある(2019-2020シーズン)。
📊 Bリーグ選手の年収水準まとめ
| カテゴリ | 推定年収の目安 |
|---|---|
| リーグ全体の平均 | 約1,000万円前後 |
| B1リーグの平均(2019-2020) | 約1,610万円 |
| 日本代表選手の平均(同シーズン) | 約4,540万円 |
| 日本人トップクラス選手 | 3,000万〜5,000万円程度 |
| 外国籍トッププレイヤー | 最大約1億円程度 |
これらはあくまでも推定・参考値であり、実際の年俸は選手個人の実力・実績・人気度、そして所属チームの経営状況によっても大きく変わる。重要なのは、「チームが強ければ年俸も上がりやすい」という構造になっているという点だ。
また、Bリーグ発足前のNBL時代には、チームのサラリーキャップが1億5,000万円だったとされている。これを1チームのベンチ入り選手12人で割ると、平均は約1,250万円という試算になる。
Bリーグでは選手の正確な年俸は公開されていません。また、Bリーグの選手は自身の年俸を公開してはいけない決まりが定められているそうです。
このように、年俸の非公開がBリーグの特徴の一つとなっているが、各チームの決算数値や推定分析を通じて、全体のトレンドはある程度把握できる時代になってきている。Bリーグ発足以降、CS(チャンピオンシップ)進出チームのトップチーム人件費が右肩上がりを続けており、初年度は1.8億円あればギリギリCSに出られたのが、近年は5億円以上が必要という状況になっている。リーグ全体として選手の年俸水準が着実に上昇していることは間違いない。
B1・B2・B3別の最低年俸はリーグ規約で明確に定められている

Bリーグには、各クラブが選手に支払わなければならない「最低年俸」が公式に定められている。これにより、選手が極端に低い報酬で契約させられるリスクを防ぐ仕組みになっている。Bリーグ設立前のbjリーグ時代は最低年俸の定めがなく、非常に少ない金額で契約を結んでいた選手も多かったとされるため、この制度の導入は選手保護の観点から大きな前進といえる。
📋 現行の最低年俸・新人上限(税抜)
| リーグ区分 | 最低年俸 | 新人選手の年俸上限 |
|---|---|---|
| B1 | 300万円(税抜) | 460万円(税抜) |
| B2 | 240万円(税抜) | 460万円(税抜) |
B1:最低年俸は300万円(税抜)、新人選手のみ上限460万円(税抜)とする。B2:最低年俸は240万円(税抜)、新人選手のみ上限460万円(税抜)とする。
引用元:https://athlete-live.com/category_taiikukai/bleague-income/
一方で、2026年にスタートする新リーグ体制(B.LEAGUE PREMIER / B.LEAGUE ONE / B.LEAGUE NEXT)では、最低年俸の基準も見直されることが決定している。
📋 新リーグ(2026年〜)の最低年俸
| 新リーグ区分 | 最低年俸(税抜) | 新人高卒 | 新人大卒 |
|---|---|---|---|
| B.LEAGUE PREMIER(現B1相当) | 800万円 | ドラフト報酬表に準ずる | ドラフト報酬表に準ずる |
| B.LEAGUE ONE(現B2相当) | 360万円 | 120万円/シーズン | 300万円/シーズン |
| B.LEAGUE NEXT(現B3相当) | 290万円 | 120万円/シーズン | 300万円/シーズン |
特に注目すべきは、B.LEAGUE PREMIERの最低年俸が800万円と、現行B1の300万円から大幅に引き上げられる点だ。これはトップリーグとしての水準を引き上げ、選手にとって「食べていける環境」を整えようとするリーグの方針が反映されている。
また、入団初年度のルールとして、年俸上限の460万円に加え、出場給の上限は5万円/試合、勝利給の上限は8万円/試合と定められている。2年目以降は各上限が撤廃され、チームが自由に設定できる。実力次第で年収が大幅に伸びる仕組みだ。プロスポーツ選手としてのキャリアを考えるとき、最低年俸の水準は非常に重要な指標であり、この改革が実現すれば、Bリーグはより「プロとして生活できるリーグ」へと近づいていくことになる。
日本人初の1億円プレーヤーは千葉ジェッツの富樫勇樹選手が達成

Bリーグの歴史において、最も象徴的な「年俸」のニュースといえば、2019年6月の富樫勇樹選手の1億円契約だろう。千葉ジェッツは富樫選手との間に年俸1億円の契約を締結し、これは日本人プロバスケ選手として初の快挙となった。日本ではサッカーや野球選手には1億円プレーヤーがいたものの、プロバスケ選手では初めてのことであり、スポーツビジネス界でも大きな話題になった。
富樫選手は新潟県出身で、小学1年生からミニバスケットボールを始めたという生粋のバスケットボール人間だ。高校時代には男子日本代表候補にも選出され、2014年のアジア競技大会では銅メダルを獲得。2019年にはBリーグ最優秀選手賞(MVP)も受賞している。
📌 富樫勇樹選手の主な実績
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出身地 | 新潟県 |
| 所属チーム | 千葉ジェッツふなばし |
| バスケ開始 | 小学1年生(ミニバスケ) |
| 主な受賞 | 2019年Bリーグ最優秀選手賞(MVP) |
| 代表実績 | ワールドカップ本戦出場・東京五輪開催国枠貢献 |
| 公表年俸 | 1億円以上(2019年〜) |
なぜ千葉ジェッツは富樫選手に1億円を払えたのか? その背景にはチームの経営拡大がある。千葉ジェッツの1年目の事業収益は約10億円だったが、観客動員・ファンクラブ収益・グッズ売上を着実に伸ばし、スポンサー契約にも成功した結果、数年で約20億円の事業収益を達成。この経営力の成長が、日本バスケ初の1億円プレーヤーを生み出した原動力だった。
当時の千葉ジェッツ島田社長(現Bリーグチェアマン)は「日本のプロバスケ界にスターを生むことを狙って公表を決意した」とも語っている。年俸の公開は異例の判断だったが、それによってBリーグ全体の注目度が高まり、若い世代への夢を与えた側面も大きい。
「待遇や報酬は一番分かりやすい数字だ」と語り、その背景には事業拡大の成功があると続けました。
引用元:https://athlete-live.com/category_taiikukai/bleague-income/
富樫選手の年俸1億円には加えて、出場給・勝利給・スポンサー契約料なども上乗せされるため、実際の年収は「1億円以上」ということになる。Bリーグにおける億プレーヤーの誕生は、日本バスケット界全体の成長を象徴する出来事であり、これからプロバスケ選手を目指す若い世代にも大きな夢を与えた歴史的なニュースとして今も語り継がれている。
Bリーグ選手の年収内訳は年俸・出場給・勝利給・スポンサー料の4本柱

Bリーグ選手の年収は、単純に「年俸=年収」ではない。実際には複数の収入源が組み合わさって、最終的な年収が決まる。大きく分けると4つの収入源があり、それぞれの特性を理解することで、なぜトップ選手と平均選手の年収にここまで差が生まれるのかが見えてくる。
💡 Bリーグ選手の収入4本柱
| 収入の種類 | 概要 | 特徴 |
|---|---|---|
| 年俸 | チームと1年単位で契約する固定給 | 前年の成績・実績・人気度で決まる |
| 出場給 | 試合出場ごとに支払われる給料 | シーズン60試合×出場給で積み上がる |
| 勝利給 | チームが勝利した試合ごとの給料 | 強いチームに所属するほど有利 |
| スポンサー契約料 | 企業との契約料・メディア出演料 | 知名度が高いほど高額になる |
年俸は、チームとシーズン前に金額を決める固定給だ。前年の成績や人気度、試合での活躍によって毎年見直される。これが収入のベース部分になる。選手によっては年俸1億円以上の場合もあり、海外まで視野を広げると年俸数十億円の選手も珍しくない。
出場給は、試合に出場するたびにもらえる給料のこと。Bリーグのレギュラーシーズンは60試合あるため、仮に1試合あたり10万円とすれば最大で600万円になる計算だ。ただし入団1年目の選手は出場給の上限が5万円/試合と定められており、2年目以降はチームが自由に設定できる。
勝利給は、チームが試合に勝ったときに受け取れる給料だ。入団1年目の上限は8万円/試合。レギュラーシーズンで多くの勝利を重ねるほど、選手の収入も増えていく仕組みだ。これは選手のモチベーションアップにもつながる制度設計といえる。
スポンサー契約料は、企業との広告契約料やメディア出演料など。選手が有名になればなるほど高額になり、大手企業とのスポンサー契約やテレビ出演が増える。これはチームの収益源にもなるため、クラブ運営側もスポンサー獲得に積極的に動いている。富樫選手のような知名度の高い選手であれば、このスポンサー収入が年収全体に与えるインパクトは非常に大きい。
スポンサー契約料はチームにとっても大きな収益源。試合で実績を残し、名前が世の中に知られるほど大手企業とのスポンサー契約やテレビへの出演が増えるため、チームの運営サイドはスポンサー企業獲得のために営業に注力しています。
引用元:https://athlete-live.com/category_taiikukai/bleague-income/
新リーグ「B.PREMIER」ではサラリーキャップ上限8億円が設定される

2026年シーズンからスタートするBリーグの新体制では、サラリーキャップ制度が本格的に導入される。サラリーキャップとは、チームが選手に支払える総年俸の上限(と下限)をリーグが定める制度のことだ。これにより、特定のチームだけが選手を大量に高額契約して勝ち続けるという「資金力格差」を是正し、リーグ全体の戦力均衡を図ることができる。
📋 新リーグのサラリーキャップ設定額(2026年〜)
| リーグ区分 | サラリーキャップ上限 | サラリーキャップ下限 |
|---|---|---|
| B.LEAGUE PREMIER(現B1相当) | 8億円(消費税別) | 5億円(消費税別) |
| B.LEAGUE ONE 本入会クラブ | 4億円(消費税別) | 1.5億円(消費税別) |
| B.LEAGUE ONE 仮入会クラブ | 4億円(消費税別) | 1億円(消費税別) |
| B.LEAGUE NEXT(現B3相当) | 設定なし | 設定なし |
B.LEAGUE PREMIERでは、チーム全体の年俸上限が8億円となる一方、下限も5億円と設定されている。「下限を設ける」という点が重要で、これは選手への待遇をある程度保証するための仕組みだ。上限だけを定めると、節約志向のチームが選手への給料を絞りすぎる可能性があるため、下限を設けることで「最低限の投資」を義務付けているわけだ。
また、スター選手条項も設けられており、クラブ内の最高額選手が1.5億円以上の契約の場合、サラリーキャップへの計上額は1.5億円として計算するという特例がある。これにより、突出したスター選手を抱えながらも、チーム全体のバランスを保てる設計になっている。
サラリーキャップの超過には罰則(ペナルティ)もある。超過分の50%または100%をリーグに納付することになり、この資金はユース育成や審判の研修費など、競技レベル向上に使われる予定だ。リーグ全体の健全な発展を目指した、緻密な制度設計といえる。選手の年俸水準がこれによってどこまで引き上がるかは、今後のBリーグの成長次第だが、確実にプロとしての環境が整いつつある。
外国籍選手の年収は日本人トップクラスよりも高い傾向がある

Bリーグには外国籍選手の枠が設けられており、各チームが一定数の外国籍選手を保有できる。そして外国籍選手の年収は、一般的に日本人選手より高い水準に設定されていることが多い。その理由は「即戦力」としての価値だ。外国籍選手はNBAや他の海外リーグで実績を積んできた場合が多く、フィジカルや技術面でBリーグの平均的な選手を上回るケースが珍しくない。
推定では、外国籍トッププレイヤーの年収は最大で約1億円程度と考えられている。これはBリーグ全体の平均(約1,000万円前後)と比べると約10倍の差があることになる。
📌 日本人・外国籍選手の年収比較(推定)
| カテゴリ | 推定年収 |
|---|---|
| Bリーグ全体平均 | 約1,000万円前後 |
| 日本人トップクラス | 3,000万〜5,000万円程度 |
| 外国籍トッププレイヤー | 最大約1億円程度 |
| 富樫勇樹選手(公表値) | 1億円以上 |
note「+B」の分析によれば、千葉ジェッツの2021-22シーズンの推定年俸では、1億円超えはジョン・ムーニー選手(外国籍)が首位で、スミス選手・ダンカン選手と外国籍が上位を占め、日本人トップは富樫選手だったと推定されている。これは外国籍選手優位という傾向を裏付ける一例といえる。
ただし、2026年スタートの新リーグでは、サラリーキャップへの計上方法が統一されるため、外国籍・日本人を問わず「チーム総年俸の中でどう配分するか」という観点での交渉が増えてくることが予想される。外国籍選手に過剰に予算を割くと、日本人選手への分配が減るため、バランスの取り方がクラブ経営の腕の見せどころになってくるだろう。
Bリーグ選手の年収アップを目指す方法とNBAとの圧倒的な差

- NBAの平均年収はBリーグの60〜100倍という桁違いの差がある
- NBA選手の年収が高い理由はリーグ規模と放映権収入にある
- 日本人選手が億プレーヤーを目指すには3つのキャリアパスがある
- 不倫スキャンダルなどの問題がスポンサー収入に大きく影響する現実
- 副業で収入を補完するBリーグ選手も少なくない
- 選手以外のバスケ関連職の年収も意外と幅広い
- 総括:Bリーグ選手 年収のまとめ
NBAの平均年収はBリーグの60〜100倍という桁違いの差がある

Bリーグとアメリカのプロバスケットボールリーグ「NBA」の年収差は、一般的に想像するよりもはるかに大きい。NBAの平均年俸は約8〜10億円とされており、Bリーグ全体の平均(約1,000万円前後)と比べると、実に60〜100倍もの差がある。
さらに衝撃的なのは、NBAの最低年俸でさえBリーグのトップ選手の年収を超えるという事実だ。NBAのルーキー(新人)最低年俸は約1億円(100万ドル前後)とされており、2023-24シーズンでは約2億3,000万円(160万ドル程度)にのぼるとも言われている。
📊 NBAとBリーグの年俸比較
| 指標 | NBA | Bリーグ |
|---|---|---|
| 平均年俸 | 約8〜10億円 | 約1,000万円前後 |
| ルーキー最低年俸 | 約1〜2.3億円 | 最低300万円(B1) |
| トップ選手 | 40〜50億円以上 | 1億円程度(富樫選手) |
| リーグ年間収益 | 約1兆4,500億円 | 約100億円 |
特にスーパースターともなると、その差はさらに開く。ステフィン・カリー選手の年俸は約50億円とされており、スポンサー収入を合わせると約117億円の年収を得ているとも言われている。日本代表の八村塁選手はレイカーズと3年で73億円の契約を結んでおり、日本人でもNBAで活躍すれば億どころか数十億円の年収が現実になる。
NBAとBリーグの格差は確かに大きいですが、その差は日本バスケットボール界の成長可能性の大きさを示すものでもあります。
また、バスケットボールの競技人口は世界で約4.5億人と言われており、NBAに所属できる選手はそのうち約450人程度のみ。その超狭き門をくぐり抜けた選手たちだけが手にできる報酬が、平均8〜10億円という数字になっている。この差は「才能の差」ではなく、主に市場規模の差から来ている点を理解しておくことが重要だ。
NBA選手の年収が高い理由はリーグ規模と放映権収入にある

なぜNBAの選手はこれほどまでに高額の年俸を得られるのか。その仕組みを理解するには、NBAの収益構造を知ることが重要だ。最大の要因は「市場規模」だ。NBAは年間収益が約1兆円を超える世界最大のバスケットボールリーグであり、テレビ放映権料だけでも数千億円の契約を結んでいる。
📋 NBAの年収が高い主な理由
| 理由 | 詳細 |
|---|---|
| 巨大な市場規模 | 年間収益が約1兆4,500億円 |
| 放映権収入 | 数千億円規模のTV・配信契約 |
| サラリーキャップ制度 | リーグ収益に連動して毎年増加する |
| ラグジュアリータックス | 富裕チームから徴収し弱小チームに再分配 |
| 世界的な人気 | バスケ競技人口は世界約4.5億人 |
「サラリーキャップ制度」の仕組みも重要だ。NBAのサラリーキャップは、リーグ全体の収益をもとに毎年見直される。NBAが盛り上がるほどサラリーキャップ自体が増えていくため、スター選手を保有したいチームが高額契約を結ぶ→チームが盛り上がる→リーグ収益が増える→サラリーキャップが増える→さらに高額契約が可能になる……という好循環が生まれているのだ。
また「ラグジュアリータックス(贅沢税)」という制度も特徴的で、サラリー総額がキャップを超えたチームはリーグにペナルティを支払い、そのお金は収入の少ないチームに再分配される。これにより、リーグ全体の収入格差を縮小しつつ、各チームが競争力を保てる設計になっている。
サラリーキャップとは、チームが選手に支払う総額(総予算)をリーグ全体の収入に基づいて調整し、上限を決定する制度のことです。この制度があることにより、リーグ全体の収益をもとに年俸が決まるため、チームが選手に年俸を支払いすぎて破綻することを防げます。
引用元:https://athlete-live.com/category_taiikukai/bleague-income/
日本のBリーグも2026年から同様のサラリーキャップ制度を導入するが、リーグ全体の収益規模が約145倍も違うため、短期間でNBAに追いつくのは現実的には難しい。ただし長期的な成長という意味では、Bリーグには大きな伸びしろがある。バスケットボール市場は世界的に拡大傾向にあり、Bリーグが今後10年で年俸水準を現在の2〜3倍にする可能性も十分考えられる。
日本人選手が億プレーヤーを目指すには3つのキャリアパスがある

Bリーグで活躍する日本人選手が年収1億円以上を目指す場合、現実的にはどのようなルートがあるのだろうか。大きく分けて3つのキャリアパスが考えられる。それぞれにメリットと現実的な難しさがあるため、選手のタイプや状況によって最適な道は異なる。
✅ 億プレーヤーを目指す3つのキャリアパス
① NBAに直接挑戦する
過去に成功した日本人選手は、田臥勇太選手・八村塁選手・渡邊雄太選手の3名のみ(2024年時点)。NBAは世界中の精鋭が集まる「超狭き門」だが、成功すれば数億〜数十億円の年俸を手にできる。
② 欧州リーグを経由してNBAを目指す
スペイン・ドイツ・トルコなどのユーロリーグで実績を積み、NBAへ移籍するルートだ。直接NBAに挑戦するよりもステップを踏めるため、より現実的な選択肢の一つとして注目されている。
③ Bリーグのスター選手として価値を高める
Bリーグ国内でファンを増やし、スポンサー価値を高めることで億単位に近い収入を目指す方法。富樫選手のように、チームの経営成長とともに年俸が引き上げられるケースが今後も増える可能性がある。
📌 3つのキャリアパス比較
| キャリアパス | 収入ポテンシャル | 難易度 | 現実的か |
|---|---|---|---|
| NBAに直接挑戦 | 1億〜数十億円 | 極めて高い | 一部の超一流選手のみ |
| 欧州リーグ経由 | 数千万〜数億円 | 高い | 実力次第で可能 |
| Bリーグでスター選手になる | 数千万〜1億円程度 | 中程度 | 現在最も現実的 |
特に「Bリーグのスター選手として活躍する」という3つ目のパスは、今後のリーグ成長とともに収入の天井が上がっていく可能性がある。2026年の新リーグ(B.LEAGUE PREMIER)では最低年俸が800万円に引き上げられる予定で、アジアNo.1リーグを目指すBリーグの方針が実現すれば、放映権・スポンサー収入の増加が選手の年俸アップにつながる構造になっている。バスケット選手を目指す若者にとって、「億プレーヤー」という夢は決して手の届かない目標ではなくなってきている。
不倫スキャンダルなどの問題がスポンサー収入に大きく影響する現実

プロスポーツ選手の年収を語る上で、避けて通れないのが「スキャンダルがもたらす経済的なリスク」だ。近年、Bリーグ選手を含むプロスポーツ選手の不倫報道や問題行動がニュースになることも増えており、それが収入に直結するケースが出てきている。
特に影響が大きいのがスポンサー契約の打ち切りだ。スポンサー企業は選手のイメージを借りて自社のブランド価値を高めることを目的としている。そのため、選手が不倫などのスキャンダルを起こした場合、企業側はブランドイメージ保護を優先してスポンサー契約を解除・打ち切ることが多い。Bリーグ選手の知名度が上がれば上がるほど、スポンサー収入は年収の大きな割合を占めるようになるため、失うリスクも高まるという側面がある。
📉 スキャンダルが年収に与える影響
| 影響の種類 | 具体的な内容 |
|---|---|
| スポンサー契約打ち切り | 企業が契約解除→広告収入がゼロになる |
| メディア出演機会の減少 | テレビ・雑誌への露出が減り謝礼収入も減少 |
| チームからの制裁 | 年俸減額・契約解除につながる可能性がある |
| ファン離れによる価値低下 | 人気低下→再契約時の交渉力が弱まる |
Bリーグはまだ若いリーグだが、知名度の高い選手の問題行動は特にSNSを通じて拡散しやすい環境になっている。一度ネガティブなイメージがついてしまうと、スポンサー契約の獲得はもちろん、チームとの再契約交渉でも不利に働く可能性がある。
また、NBAでは選手の素行問題に対してリーグが罰金・出場停止などのペナルティを科すことがある。BリーグもNBAを参考にしながら制度整備を進めているため、今後は同様の対応が強化される可能性もある。
プロ選手としての年収を守るためには、競技力を磨くことと同じくらい、自身のイメージ管理が重要だということを、改めて意識する必要があるだろう。プロスポーツ選手の年収は「試合での実績」だけでなく、「社会的な信頼性」によっても大きく左右される時代になっている。
副業で収入を補完するBリーグ選手も少なくない

Bリーグ全体の平均年俸が約1,000万円前後とされる中、特にB2・B3クラスや若手選手にとっては「プロとして生活できるか」というボーダーライン上にいる選手も少なくないのが現実だ。そのため、副業で収入を補完しているBリーグ選手は、おそらく一定数存在すると考えられる。
✅ プロスポーツ選手に適した副業の例
| 副業の種類 | 特徴・メリット |
|---|---|
| SNS運営・YouTube | 場所を問わず発信可能。ファン獲得にもなる |
| ブログ・ライティング | 特技や経験を活かした発信 |
| 動画編集 | スキルさえあれば高単価も可能 |
| Web制作 | 継続案件で安定収入になりやすい |
| コミュニティ運営 | バスケ関連の知識・コネを活かせる |
| グッズ販売 | 自分のブランドを育てられる |
上記のような「インターネットを使った副業」は、練習の合間や移動時間中でも作業できるため、スポーツ選手に向いているとされている。現役引退後のキャリアにつながりやすい点でも、Web系スキルの習得は特に有益だ。
ただし、Bリーグでは選手契約に「兼業禁止条項」が含まれている場合もあるため、副業を行う際にはチームとの契約内容をしっかり確認することが前提となる。「やってみたら規約違反だった」ということにならないよう、事前の確認が絶対に必要だ。
また、副業とは別に、現役引退後のセカンドキャリアを見据えた活動も重要だ。バスケット選手としての現役期間は比較的短く、一般的には30代後半〜40代で引退するケースが多い。そのため、現役時代から引退後のキャリアを意識して準備することが、長期的な経済的安定につながる。副業を通じて身につけたスキルやコネクションが、引退後の新たなキャリアの礎になるケースも多い。
選手以外のバスケ関連職の年収も意外と幅広い

Bリーグに関わる仕事は選手だけではない。バスケットボール界には、選手をサポートしたり、チームの運営に関わったりするさまざまな職業がある。それぞれの年収水準を知っておくことは、スポーツビジネスを目指す人にとっても役立つ情報だ。「プロ選手にはなれなかったけどバスケで働きたい」という人にとっても、これだけ多彩な選択肢があることを知ってほしい。
📊 バスケ関連職の年収一覧(推定)
| 職種 | 推定年収 |
|---|---|
| 監督 | 約500万円〜数億円(プロリーグの場合) |
| コーチ | 約400万円〜数千万円 |
| 審判 | 約300万円〜数千万円 |
| アスレティックトレーナー | 約300万円〜1,000万円以上 |
| 通訳 | 約300万円〜1,200万円 |
| バスケ用品メーカー社員 | 約400万円〜1,500万円 |
引用元:https://athlete-live.com/category_taiikukai/bleague-income/
監督の場合、プロリーグのトップチームを率いる場合は数千万円〜数億円という規模になることもある。一方でコーチや審判は、担当するリーグの規模や契約内容によって大きく異なる。
アスレティックトレーナーは、選手のコンディショニングや怪我の予防・リハビリを担うスペシャリストだ。医療・スポーツ両方の知識が必要なため、専門性が高い分野であり、上位クラスのプロでは1,000万円超えも現実的だ。
チームスタッフの年収については、千葉ジェッツの事例では、コーチや通訳を含むスタッフ全体(14名程度)への人件費が約1.2億円と推計されており、HCを除いたスタッフの平均報酬は700万円前後と試算されている(note「+B」の分析より)。
📌 チームスタッフのイメージ(千葉ジェッツ2021-22の推計)
| 前提 | 値 |
|---|---|
| トップチーム人件費のスタッフ比率 | 約15%と仮定 |
| 千葉ジェッツ2021-22のトップ人件費 | 8.3億円 |
| スタッフ人件費(15%分) | 約1.2億円 |
| スタッフ数(推計) | 14名 |
| 平均年収(推計) | 約891万円 |
バスケ関連の仕事は「選手になれなかったから終わり」ではなく、むしろ多彩なキャリアが広がっている世界だ。スポーツビジネスやトレーナー、メディア関連など、バスケットボールに関わりながら活躍できるフィールドは想像以上に広い。実際の年収は勤務するチームや企業、リーグの規模、契約によって大きく異なるが、どの職業もBリーグ業界を支える大切な役割を担っている。
総括:Bリーグ選手 年収のまとめ

最後に記事のポイントをまとめます。
- Bリーグ選手の年収は公式非公開だが、B1リーグの平均年俸は約1,610万円(2019-2020シーズン)と推計されている
- リーグ全体の平均年俸は約1,000万円前後、日本代表クラスのトップ選手では約4,540万円が目安とされる
- B1の最低年俸は300万円(税抜)、B2は240万円(税抜)とリーグ規約で明確に定められている
- 2026年スタートの新リーグでは、B.LEAGUE PREMIERの最低年俸が800万円に大幅引き上げとなる
- 富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)がBリーグ・日本人プロバスケ選手として初の年収1億円を達成したのは2019年
- 年収の内訳は「年俸+出場給+勝利給+スポンサー契約料」の4本柱で構成される
- 外国籍選手の年収は最大約1億円とされ、日本人選手より高い傾向がある
- NBAの平均年俸は約8〜10億円で、Bリーグと比較すると60〜100倍の差がある
- 日本人選手が億プレーヤーを目指すには「NBA挑戦」「欧州リーグ経由」「Bリーグでスターになる」の3つのルートがある
- 不倫などのスキャンダルはスポンサー収入に直接影響し、年収の大幅減少につながるリスクがある
- 副業やWeb系スキルで収入を補完する選手も存在し、引退後のセカンドキャリアにも活かせる可能性がある
- 監督・コーチ・トレーナー・審判など、バスケ関連職にも300万〜数億円と多彩な年収帯が存在する
- 2026年の新リーグ体制とサラリーキャップ制度の本格導入により、Bリーグ選手の年収水準は今後さらに上昇していく可能性が高い
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- https://athlete-live.com/category_taiikukai/bleague-income/
- https://www.bleague.jp/new-bleague/system/salary-cap/
- https://spojoba.com/articles/87
- https://hoop7.jp/staff-blog/9497/
- https://x.com/ysk_okada/status/1199266058772725760
- https://job-q.me/articles/13186
- https://note.com/plusb_baskelife/n/n5577daa115fb
- https://www.bleague.jp/files/user/_/new-bleague/pdf/draft_salary.pdf
- https://careergarden.jp/basketball/salary/
- https://www.youtube.com/watch?v=y1QPxOHKODo
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