ライフドリンクカンパニー(証券コード:2585)の決算に興味を持って検索している方に向けて、直近の決算内容から過去の業績推移、そして今後の見通しまで、調べられる情報をすべてまとめました。2026年3月期の決算では売上高526億円・経常利益51.9億円と過去最高を更新し続けており、その背景には「少品種・大量生産による低価格戦略」と「M&Aを活用した生産能力の積極拡大」があります。

この記事では、決算の基本情報(決算期・発表時期)から始まり、直近5期の業績数字、四半期ごとの動向、財務の健全性、そして2027年3月期の予想まで順を追って解説します。株式投資の参考情報として活用したい方も、会社の財務状況を学びたい方も、わかりやすくまとめたので最後まで読んでみてください。

この記事のポイント
✅ ライフドリンクカンパニーの決算期は毎年3月末・発表は年4回(2月・5月・8月・11月中旬)
✅ 2026年3月期は売上高526億円・経常利益51.9億円で8期連続過去最高益更新を達成
✅ 2027年3月期の会社予想は売上高720億円・前期比36.7%増という強気の大幅増収計画
✅ フリーCFはマイナス82億円だが積極的な設備投資・M&Aによる成長フェーズと見られる
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ライフドリンクカンパニーの決算概要と業績トレンド

ライフドリンクカンパニーの決算概要と業績トレンド
  1. ライフドリンクカンパニーの決算期は毎年3月末で発表は年4回
  2. 直近の決算(2026年3月期)は売上高526億円・8期連続増収増益を達成
  3. 過去5期の業績推移は右肩上がりで増収率は平均20%超
  4. 四半期ごとの決算では第2四半期(夏場)が最も利益が集中する傾向
  5. 2026年3月期は期中に下方修正を実施したが通期でほぼ達成
  6. 経常利益進捗率は通期予想比101.9%で着地・目標をクリア

ライフドリンクカンパニーの決算期は毎年3月末で発表は年4回

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ライフドリンクカンパニー(銘柄コード:2585)の決算期は毎年3月末です。東京証券取引所プライム市場に上場している食料品セクターの企業で、清涼飲料水の製造・販売を主力事業としています。証券コードは2585、株の売買単位は100株です。

決算発表のスケジュールは、年4回行われます。具体的には以下のとおりです。

📅 決算発表スケジュール(予定)

発表時期 内容 直近の実績例
5月中旬 通期(本決算)発表 2026年3月期は2026年5月15日に発表
8月中旬 第1四半期(Q1)発表 2025年6月期は2025年8月13日に発表
11月中旬 第2四半期(中間決算)発表 2025年9月期は2025年11月13日に発表
2月中旬 第3四半期(Q3)発表 2025年12月期は2026年2月12日に発表

「決算期及び決算発表はいつですか? 当社の決算期は毎年3月末となります。決算発表は2月中旬・5月中旬・8月中旬・11月中旬に行う予定です。」
(引用元:https://www.ld-company.com/ir/others/FAQ.html)

ライフドリンクカンパニーは2021年12月21日に東京証券取引所市場第二部に上場し、その後プライム市場へ移行しています。上場からわずか数年で売上高を約2倍以上に伸ばした急成長企業であり、決算のたびに投資家や経済メディアから注目を集めています。

株主総会は毎年6月下旬に開催される予定で、3月末日時点での株主が対象となります。決算情報は同社のIRページ(ライフドリンクカンパニー公式サイト)で確認できるほか、株探・みんかぶ・Yahoo!ファイナンスなど各種金融情報サイトにも掲載されています。

「決算期はいつか」という疑問に対しては毎年3月末が期末、5月中旬に通期の本決算発表と覚えておくとスムーズです。初めてこの会社の決算を確認したい方は、まず5月の通期決算発表の数字を見るとわかりやすいでしょう。


直近の決算(2026年3月期)は売上高526億円・8期連続増収増益を達成

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2026年5月15日に発表された2026年3月期の通期決算の結果は、以下のとおりです。

📊 2026年3月期 通期決算サマリー

項目 金額(百万円) 前期比
売上高 52,651(約526.5億円) +18.2%
営業利益 5,326(約53.3億円) +12.3%
経常利益 5,196(約51.9億円) +10.3%
純利益 3,461(約34.6億円) +2.0%
1株当たり利益(EPS) 66.46円 +2.4%
1株当たり配当 14円

売上高・営業利益・経常利益・純利益のすべてが過去最高を更新しており、いわゆる「全面高」の決算内容となっています。

売上高は前期比18.2%増と力強い伸びを見せています。一方で、純利益の増加率は+2.0%と若干鈍化しており、積極的な設備投資や有利子負債の増加が影響しているとみられます。とはいえ、10期連続増収・7期連続増益という連続記録は、同社の安定した収益力の証と言えるでしょう。

「26年3月期の連結経常利益は前の期比10.3%増の51.9億円になり、27年3月期も前期比18.9%増の61.8億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収、7期連続増益になる。」
(引用元:https://minkabu.jp/stock/2585/settlement)

この決算内容は、投資家・市場からも好感されており、決算発表直後の株価は大きく上昇する場面がありました。清涼飲料水という成熟市場の中で、ここまでの連続増収増益を実現している企業は珍しく、同社のビジネスモデルの堅固さが際立っています。


過去5期の業績推移は右肩上がりで増収率は平均20%超

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ライフドリンクカンパニーの業績は、上場以来一貫して右肩上がりです。以下の表で過去5期の推移を確認してみましょう。

📈 過去5期の業績推移(通期・単位:百万円)

決算期 売上高 増収率 営業利益 経常利益 純利益
2022年3月期 25,389 +11.7% 2,251 2,103 2,320
2023年3月期 30,250 +19.1% 3,116 3,050 2,076
2024年3月期 38,236 +26.4% 4,712 4,606 3,155
2025年3月期 44,537 +16.5% 4,742 4,712 3,392
2026年3月期 52,651 +18.2% 5,326 5,196 3,461

※2022年3月期は単独決算、2023年3月期以降は連結決算

5年間で売上高は約2.07倍(253.9億円→526.5億円)に成長しています。この急成長を支えているのは、「少品種・大量生産による圧倒的な低価格戦略」と「M&Aを活用した生産能力の積極拡大」の2本柱です。

🔍 各期の成長ポイント

  • 2024年3月期:営業利益が前期比+51.2%と倍増近く。設備増強・ニットービバレッジ子会社化などが結実
  • 2025年3月期:売上は増えたが利益の伸びが鈍化(原材料費・光熱費のコスト増が影響)
  • 2026年3月期:コスト増をある程度吸収し、再び増益ペースを回復

過去の数字を見る限り、コスト高の局面でも売上規模の拡大でカバーし続けているのがライフドリンクカンパニーの特徴です。生産数量を増やすことで1本あたりのコストが下がるスケールメリットが、この業績を支えています。

ただし、利益率が若干低下傾向にあることも事実であり、今後のコスト管理が鍵になるとおそらく考えられます。売上規模の拡大が続く中、利益率をどこまで維持・改善できるかが中長期的な注目点です。


四半期ごとの決算では第2四半期(夏場)が最も利益が集中する傾向

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清涼飲料水メーカーならではの季節性が、ライフドリンクカンパニーの決算数字にはっきり表れています。四半期ごとの数字を見ると、4月〜9月の上半期、特に第2四半期の7〜9月が最も売上・利益ともに大きくなる傾向があります。

📊 直近の四半期別決算(売上高・営業利益・利益率)

四半期 期間 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 売上営業利益率
2024年Q1 24年4〜6月 11,308 1,244 11.0%
2024年Q2 24年7〜9月 12,779 1,817 14.2%
2024年Q3 24年10〜12月 10,458 1,151 11.0%
2024年Q4 25年1〜3月 9,992 530 5.3%
2025年Q1 25年4〜6月 13,444 1,516 11.3%
2025年Q2 25年7〜9月 15,224 2,021 13.3%
2025年Q3 25年10〜12月 12,004 1,085 9.0%
2025年Q4 26年1〜3月 11,979 704 5.9%

この表から明らかなように、第4四半期(1〜3月)の冬場は利益率が最も低くなります。清涼飲料水の需要が落ちる冬季は、固定費の負担が相対的に大きくなるためです。一方、夏場の第2四半期(7〜9月)は売上・利益ともにピークを迎えます。

直近の3ヶ月単位での過去最高は2025年7〜9月期の売上高152.2億円・営業利益20.2億円となっています。

株主や投資家として決算を追う場合は、この季節性のパターンを頭に入れておくことが重要です。第4四半期の数字が一見弱く見えても、それは季節要因によるものであり、通期の業績トレンドで判断することが大切です。

直近の2026年Q4(26年1〜3月)の純利益は前年同期比-24.7%と減益となっており、これが2026年3月期の純利益増加率が+2.0%にとどまった一因と見られます。投資家目線では、弱い四半期単体の数字に過剰反応せず、中長期の流れを見ることが大切でしょう。


2026年3月期は期中に下方修正を実施したが通期でほぼ達成

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2026年3月期の業績予想の修正履歴を確認すると、2026年2月12日(第3四半期発表時)に下方修正が行われていることがわかります。

📋 2026年3月期 業績予想修正履歴

修正日 種別 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円)
2025年5月13日 期初予想 52,000 6,500 6,400 4,450
2025年8月13日 修正なし 52,000 6,500 6,400 4,450
2025年11月13日 修正なし 52,000 6,500 6,400 4,450
2026年2月12日 下方修正 52,200 5,220 5,100 3,470
2026年5月15日 実績 52,651 5,326 5,196 3,461

注目すべき点は、期初(2025年5月)の予想と実績を比べると、売上高はほぼ達成できたものの、営業利益・経常利益・純利益は大幅に下回っていることです。具体的には、期初予想の営業利益65億円に対して実績は53.3億円と約18%の未達となっています。

これはコスト面での想定外の増加や、設備投資コストの増大などが影響したものとおそらく考えられます。清涼飲料水業界では原材料(ペットボトル原料・アルミ缶など)や電力コストの変動が利益に直接影響するため、年間を通じたコスト見通しが難しい側面があります。

一方で、2月の下方修正後の数字(営業利益52.2億円予想)に対しては、実績(53.3億円)が上回っており、修正後の予想はしっかりクリアしています。

📝 修正の背景を読み解くポイント

  • 期初予想は強気だったが、コスト増加により修正が必要になった
  • 売上は計画通りに拡大できており、トップラインの成長は維持
  • 修正後予想を実績が上回ったことは、最終的な着地の確かさを示す
  • このような業績修正は成長投資フェーズの企業では一般的に起こりやすい

このような業績修正は決して珍しいことではなく、成長投資を積極的に行っている企業では、コスト面での計画変更が生じやすい傾向にあります。重要なのは売上規模の拡大基調が続いていることであり、中長期的な成長ストーリーに変化はないとおそらく言えるでしょう。


経常利益進捗率は通期予想比101.9%で着地・目標をクリア

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2026年3月期の経常利益について、期中の進捗状況を詳しく確認してみましょう。

📊 2026年3月期 経常利益・四半期別進捗状況

タイミング 発表日 累計経常利益(百万円) 通期予想比進捗率
Q1(1Q累計) 2025年8月13日 1,483 29.1%
Q2(中間累計) 2025年11月13日 3,473 68.1%
Q3(3Q累計) 2026年2月12日 4,532 88.9%
通期(本決算) 2026年5月15日 5,196 101.9%

※通期予想5,100百万円(2026年2月修正後)に対する進捗率

最終的に経常利益の進捗率は101.9%で、修正後の通期予想を超える形で着地しました。これは、Q4(1〜3月)の最終四半期で売上高119.8億円・経常利益6.6億円を確保できたことが大きく貢献しています。

また、前期(2025年3月期)の進捗パターンと比較すると、Q2時点での進捗率68.1%(前期は64%)と、ほぼ同水準の進み方をしていることが確認できます。これはライフドリンクカンパニーの決算が比較的安定したパターンで推移していることを示しており、来期以降の予想を考える上でも参考になります。

投資家目線でのポイントまとめ

  • 上期(4〜9月)で経常利益の68%を稼ぐ季節性の高い構造
  • 下期は利益率が落ちるが、売上規模でカバーするモデル
  • 期初予想は達成できなかったが、修正後予想はクリア
  • 8期連続過去最高益更新という長期実績は健在
  • 進捗率100%超えは本業の収益力の高さを示している

進捗率が100%を超えたことは、コスト増加に対応しながらも最終着地で目標をクリアできる収益力を持っていることを示しています。来期(2027年3月期)は同じ進捗パターンを維持できるかどうかが一つの注目点です。


ふるさと納税のポイント付与は2025年10月に廃止になりました。

ライフドリンクカンパニーの決算から読み解く将来性と財務体質

【AI】【業務効率化】【職場】経常利益進捗率は通期予想比101.9%で着地・目標をクリア
  1. 2027年3月期の業績予想は売上高720億円・経常利益61.8億円と大幅増計画
  2. 財務面では総資産470億円・自己資本比率35%で安定水準を維持
  3. キャッシュフローはフリーCFがマイナス82億円・積極投資フェーズを示す
  4. ROEは22.56%と高水準だが低下傾向にある点は注視が必要
  5. M&Aと生産能力増強が成長の原動力・「Max生産Max販売」戦略
  6. 配当は2027年3月期予想で15円・連続増配を継続
  7. 総括:ライフドリンクカンパニー決算のまとめ

2027年3月期の業績予想は売上高720億円・経常利益61.8億円と大幅増計画

【AI】【業務効率化】【職場】2027年3月期の業績予想は売上高720億円・経常利益61.8億円と大幅増計画

2026年5月15日に同時発表された2027年3月期(今期)の業績予想は、かなり強気な内容となっています。

📈 2027年3月期 会社予想(発表日:2026年5月15日)

項目 会社予想(百万円) 前期比
売上高 72,000(720億円) +36.7%
営業利益 6,500(65億円) +22.0%
経常利益 6,180(61.8億円) +18.9%
純利益 4,200(42億円) +21.4%
1株当たり利益(EPS) 80.9円 +21.8%
1株当たり配当 15円 前期比+1円

売上高が前期比+36.7%増の720億円という予想は、過去5年の中でも最大級の増収計画です。この強気の予想の背景には、M&Aや新工場稼働などによる生産能力の大幅拡大があるとみられます。

「今期売上高は37%の大幅増を計画、過去最高を連続で更新の見込み!今期経常利益は19%の大幅増を計画、過去最高を連続で更新の見込み!」
(引用元:https://minkabu.jp/stock/2585/settlement)

🔍 会社予想 vs アナリスト予想の比較

項目 会社予想 アナリスト(コンセンサス)予想
経常利益(百万円) 6,180 6,437
乖離率 +約4.2%上振れ

アナリスト予想(コンセンサス予想)では経常利益6,437百万円と会社予想をやや上回る水準が出ており、会社予想に対する信頼度は比較的高いと見受けられます。

ただし、注意が必要な点もあります。この強気な予想が達成できるかどうかは、生産能力の実際の稼働状況やコスト動向にかかっています。前期(2026年3月期)で期初予想を大幅に下方修正した経緯があるだけに、今期の予想についても楽観は禁物かもしれません。投資判断においては、四半期ごとの進捗を丁寧に追っていくことが重要です。


財務面では総資産470億円・自己資本比率35%で安定水準を維持

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ライフドリンクカンパニーの貸借対照表(バランスシート)を確認すると、急成長と積極投資を続けながらも、財務の安定性を一定程度維持していることがわかります。

📊 財務情報の推移(単位:百万円)

決算期 総資産 純資産 自己資本比率 1株純資産(円) 有利子負債倍率
2022年3月期 17,133 6,243 36.4% 497.49
2023年3月期 22,165 8,157 36.8% 628.84
2024年3月期 30,646 11,342 37.0% 868.73 1.17
2025年3月期 33,207 14,230 42.9% 272.29 0.86
2026年3月期 47,063 16,449 35.0% 317.02 1.38

2026年3月期では総資産が前期比47%増の470億円に急増しています。これはM&Aや設備投資に伴う資産の増加を反映したものです。一方で自己資本比率は42.9%→35.0%に低下しており、有利子負債の増加が進んでいることがわかります。

財務の健全性チェック

  • 自己資本比率35%は「一般的に望ましい」とされる30%を上回っている ✓
  • ただし、前期(42.9%)から7ポイント以上低下しており、借入依存度が高まっている △
  • 有利子負債倍率1.38倍は増加傾向にあるが、過度に高い水準ではない △
  • 純資産は着実に増加しており、利益の積み上げが進んでいる ✓

自己資本比率が低下した主な理由は、積極的な設備投資・M&A資金を主に借入で調達しているからです。これは成長投資フェーズにある企業によく見られるパターンであり、一概にネガティブとは言えません。

今後は投資が一巡し、キャッシュフローが改善されることで、財務体質が再び改善していくかどうかが注目点です。長期的な視点で見ると、売上規模の拡大に伴って借入の相対的な負担感が下がっていくことが期待されます。


キャッシュフローはフリーCFがマイナス82億円・積極投資フェーズを示す

【AI】【業務効率化】【職場】キャッシュフローはフリーCFがマイナス82億円・積極投資フェーズを示す

ライフドリンクカンパニーのキャッシュフロー(現金の流れ)は、積極的な投資姿勢を明確に示しています。

📊 キャッシュフロー推移(単位:百万円)

決算期 営業CF 投資CF 財務CF フリーCF 現金期末残高
2023年3月期 3,774 -5,003 1,659 -1,229 4,326
2024年3月期 4,610 -8,770 3,553 -4,160 3,736
2025年3月期 5,204 -4,099 -1,826 +1,105 3,014
2026年3月期 4,951 -13,174 8,769 -8,223 3,561

2026年3月期の投資CF(投資活動によるキャッシュアウト)はマイナス131.7億円と過去最大規模となっています。これに対して営業CF(本業で稼いだキャッシュ)は49.5億円にとどまるため、フリーCFはマイナス82.2億円という大幅な赤字となっています。

「積極的な設備投資と財務基盤の強化が特徴的です。」
(引用元:https://finance.yahoo.co.jp/quote/2585.T)

この大規模な投資を賄うために、財務CF(資金調達)でプラス87.7億円を確保しており、主に借入によって賄っていることが推測されます。

🔍 フリーキャッシュフローの読み方

フリーキャッシュフローとは「営業CF+投資CF」で計算される指標で、企業が自由に使えるキャッシュの多寡を示します。

  • プラス → 余裕があり、追加投資や配当に充てられる状態
  • マイナス → 投資が先行しており、外部からの資金調達が必要な状態

ライフドリンクカンパニーの場合、2026年3月期のマイナス82.2億円は過去最大規模の設備投資・M&Aを実施した結果です。2025年3月期は唯一プラスのフリーCF(+11億円)を記録していましたが、今期は再び大幅なマイナスに転じています。長期的に見ると、この投資が生産能力の拡大につながり、将来の売上・利益増加に寄与するかどうかが重要なポイントになります。


ROEは22.56%と高水準だが低下傾向にある点は注視が必要

【AI】【業務効率化】【職場】ROEは22.56%と高水準だが低下傾向にある点は注視が必要

収益性の指標として重要なROE(自己資本利益率)ROA(総資産利益率)の推移を見てみましょう。

📊 収益性指標の推移

決算期 ROE ROA 営業利益率
2023年3月期 25.45% 9.37% 10.30%
2024年3月期 32.36% 10.29% 12.32%
2025年3月期 26.53% 10.62% 10.65%
2026年3月期 22.56% 8.62% 10.12%

ROEは2024年3月期の32.36%をピークに低下傾向にあります。2026年3月期は22.56%と、依然として高水準ではあるものの、前期から約4ポイント下落しています。

一般的にROEは10〜20%程度が優良企業の水準と言われており、22.56%はそれを超えています。ただし、低下傾向にある点は注視が必要です。

「ROEは低下傾向にあり、資本効率が悪化していることを示します。一般的には、PBRを中心としたバリュエーションの悪化が予想されますので、PBRが1倍以上の場合には特に株価動向に注視が必要です。」
(引用元:https://minkabu.jp/stock/2585/settlement)

🔍 ROEが低下している主な理由

要因 内容
純利益の増加率の鈍化 +2.0%(2026年3月期)と低い
自己資本の拡大 純資産が着実に積み上がり、利益との比率が悪化
投資先行の影響 設備投資・M&Aのコストが利益を圧迫

このような状況は成長投資フェーズでは一時的に起こりうることであり、投資の効果が業績に表れてくれば再びROEが改善する可能性はあります。2027年3月期予想では純利益が前期比+21.4%増と大幅改善が見込まれており、ROEの反転も期待されます。ただし、投資家としては今後の推移を注意深く見守ることが大切です。


M&Aと生産能力増強が成長の原動力・「Max生産Max販売」戦略

【AI】【業務効率化】【職場】M&Aと生産能力増強が成長の原動力・「Max生産Max販売」戦略

ライフドリンクカンパニーが急成長を続けられている最大の理由は、「Max生産Max販売」という独自の成長戦略にあります。

🏭 生産能力拡大の主な取り組み

時期 内容
2021年3月期〜 既存工場(富士・栃木など)の生産能力増強投資を順次実施
2022年11月 ニットービバレッジの子会社化を発表(富山県の工場・約400万ケース/年)
2023年1月 ニットービバレッジを正式子会社化(取引総額約21.6億円)
2024年上期 御殿場工場の生産開始
2026年3月期 投資CF131億円超の大規模投資を実施

代表取締役社長の岡野氏は、ニットービバレッジの子会社化に際し次のように述べています。

「ライフドリンク カンパニーは、Max生産Max販売の進化に向けて、さらなる生産能力の獲得などに手を休めることなく取り組み、グループとして成長を加速させていきたいと考えています。」
(引用元:https://finance.logmi.jp/articles/377519)

同社のビジネスモデルは「少品種・大量生産による低価格」が強みです。消費者向けの安価な飲料水・お茶などを大量生産することで、コストを抑えつつスーパーやドラッグストアなどの量販店に安定供給するモデルです。このモデルにおいては生産量の拡大=売上・利益の増加に直結するため、生産能力への投資が最も重要な成長ドライバーとなっています。

📌 ニットービバレッジ(子会社)の概要

  • 所在地:富山県
  • 設立:1997年より清涼飲料水の製造販売
  • 強み:500ml飲料を中心とした多品種生産・黒部川の豊富な水資源
  • 生産数量:約400万ケース/年
  • 2022年3月期売上高:35億円

このM&Aにより、LDCグループの生産数量が大幅に拡大しました。中長期的には、ライフドリンクカンパニーの強みである販路と、ニットービバレッジの商品開発力・生産設備を組み合わせた相乗効果が期待されています。

2027年3月期に売上高720億円(前期比+36.7%)という強気の予想を出した背景には、こうした生産能力の大幅拡大が完成しつつあることがあるとみられます。


配当は2027年3月期予想で15円・連続増配を継続

【AI】【業務効率化】【職場】配当は2027年3月期予想で15円・連続増配を継続

株主への還元という観点から、配当金の推移も確認しておきましょう。

💰 1株当たり配当金の推移

決算期 1株当たり配当(円) 備考
2022年3月期 26円(株式分割調整前) ※分割前の数値
2023年3月期 7円(調整後) ※分割反映後
2024年3月期 9.25円 増配
2025年3月期 12円 増配
2026年3月期(実績) 14円 増配
2027年3月期(予想) 15円 増配予定

※2025年3月期に株式分割を実施しており、分割前後で1株当たり配当金の単純比較はできません

2027年3月期の予想配当は15円で、前期(14円)から1円増配の見通しとなっています。連続増配を継続しており、株主還元への意識は高いといえるでしょう。

配当に関するポイント

  • 連続増配を維持しており、株主還元への意識は高い
  • ただし、配当利回りは0.9%前後と決して高くない水準
  • 利益を積極投資に回しているため、配当性向は低めに抑えられている
  • 成長株としての側面が強く、配当よりキャピタルゲイン狙いの投資家が多い傾向

株価は2026年5月時点で1,600〜1,700円台で推移しており、時価総額は約867億円(2026年5月26日時点)となっています。PERは約20.5倍、PBRは約5.22倍と、成長期待が織り込まれた水準です。

配当を重視する投資家にとっては利回りが物足りないかもしれません。一方で、成長企業への投資として保有するスタンスであれば、業績拡大に伴う株価上昇に期待するという考え方もできるでしょう。なお、投資に際しては株価の変動リスクを十分に理解した上で、自己責任のもとで判断することが必要です。


総括:ライフドリンクカンパニー決算のまとめ

【AI】【業務効率化】【職場】総括:ライフドリンクカンパニー決算のまとめ

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. ライフドリンクカンパニーの決算期は毎年3月末で、決算発表は年4回(2月・5月・8月・11月中旬)に行われる
  2. 証券コードは2585、東京証券取引所プライム市場に2021年12月上場、売買単位は100株
  3. 2026年3月期の通期決算は売上高526.5億円(前期比+18.2%)・経常利益51.9億円(+10.3%)で過去最高を更新した
  4. 売上高・営業利益・経常利益・純利益のすべてが過去最高を更新した「全面高」の決算だった
  5. 10期連続増収・7期連続増益という長期連続記録を継続中で、業績の安定性は際立っている
  6. 2027年3月期の会社予想は売上高720億円(前期比+36.7%増)・経常利益61.8億円(+18.9%増)と強気の計画
  7. 四半期ベースでは第2四半期(7〜9月の夏場)が最も高利益となる季節性があり、冬場は利益率が落ちる
  8. 2026年3月期は期中に下方修正があったが、修正後の予想は上回り経常利益の進捗率は101.9%で着地した
  9. 財務面では総資産470億円・自己資本比率35%で安定水準だが、積極投資により有利子負債倍率は1.38倍に上昇
  10. フリーキャッシュフローはマイナス82.2億円と大幅な投資先行状態で、生産能力増強・M&Aが続いている
  11. ROEは22.56%と高水準だが低下傾向にあり、今後の資本効率改善が課題となっている
  12. 「少品種・大量生産による低価格戦略」と「Max生産Max販売」による積極的な生産能力拡大が成長の原動力
  13. 配当は2027年3月期予想で15円・前期から1円増配の連続増配方針を継続している

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

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