openclawのpersona設定でAI秘書を育てる入門

こんにちは、ミンビズ運営のミナトです。
OpenClawは、IDENTITY.mdやSOUL.mdなどのMarkdownファイルを使って、AIエージェントの名前、役割、口調、動き方を調整できる仕組みです。単にチャットで返事をするだけでなく、SlackやTeamsのようなチャット上で常駐したり、タスク整理や情報収集を手伝ったりする前提で語られることが多いツールです。
openclawのpersonaを作るときに大事なのは、キャラクターを盛ることではなく、仕事を任せる相手として「何をしてよいか」「どこで止まるか」を決めることです。うん、ここを先に決めておくと、AI秘書っぽく使うときの不安がかなり減りますよ。
この記事のポイント
- openclawのpersonaで設定する内容
- IDENTITY.mdとSOUL.mdの違い
- SlackやTeamsで使う前の確認点
- 安全に運用するための優先順位
openclawのpersona基本整理

この章の主な見出し
- personaは役割と口調の設計
- IDENTITY.mdの役割
- SOUL.mdとの違い
- USER.mdと記憶の扱い
- HEARTBEATと常駐運用
openclawのpersonaは、AIエージェントの「名札」だけではありません。どんな立場で会話するのか、どんな口調で返すのか、どんな判断では人間に確認するのかをまとめた、実務向けの設計図に近いものです。
特に仕事や副業で使うなら、persona設定は雰囲気作りよりも運用ルール作りとして見る方が役に立ちます。まずは、関連するファイルの役割を分けて理解しておくと、設定を足し引きしやすくなります。
personaは役割と口調の設計

OpenClawにおけるpersonaは、AIエージェントに「誰として振る舞ってもらうか」を決める設定です。たとえば、個人秘書、業務整理アシスタント、チームの新入社員、開発補助役など、役割をはっきりさせることで返答の方向性が安定しやすくなります。
ここで重要なのは、personaを派手なキャラクター設定にしすぎないことです。仕事で使うなら、名前や口調よりも、任せる範囲と止まる条件の方が大切です。「ファイル削除は確認する」「外部送信は事前に聞く」「不明点は推測せず質問する」といったルールがあると、日常的に使いやすくなります。
最初に決めたい項目は、かなりシンプルです。名前、役割、話し方、得意な作業、禁止したい作業、確認が必要な場面。この6つだけでも、かなり実用に近づきます。
たとえば、仕事用なら「短く結論から答える」「進捗を要点で報告する」「費用や契約に関わる判断は実行しない」などが向いています。あなたがAIに期待する働き方を、先に言語化しておく感じですね。
IDENTITY.mdの役割

IDENTITY.mdは、OpenClawのpersona設定の中でも、基本プロフィールを決めるファイルとして扱われます。名前、絵文字、役割、挨拶、存在の定義など、AIエージェントの外側の情報をまとめる場所です。
たとえば、AIに「Nova」という名前を付けるのか、「山下」のような新入社員風の名前にするのかで、ユーザーの受け取り方は変わります。さらに「業務整理アシスタント」「AI Operating Partner」「情報収集の補助役」のように役割を書くと、AI側の振る舞いも合わせやすくなります。
IDENTITY.mdで整理しやすい項目
| 項目 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| Name | 呼び名 | Nova、山下、Claudia |
| Role | 役割 | 業務整理アシスタント |
| Tone | 基本の話し方 | 短く丁寧に回答 |
| Greeting | 初回の挨拶 | 今日の作業を整理します |
| Boundary | 基本の制限 | 削除や送信は確認後 |
ただし、IDENTITY.mdに全部を書き込む必要はありません。長すぎる設定は後から管理しづらくなります。基本プロフィールはIDENTITY.md、性格や判断ルールはSOUL.md、あなた側の前提情報はUSER.mdというように分けると、更新しやすいですよ。
SOUL.mdとの違い

IDENTITY.mdとSOUL.mdは、どちらもpersonaに関わるファイルですが、役割は分けて考えるとわかりやすいです。IDENTITY.mdは「外側のプロフィール」、SOUL.mdは「内側の行動原則」です。
IDENTITY.mdには、名前、役割、所属、呼ばれ方のような基本情報を書きます。一方でSOUL.mdには、口調、判断基準、優先順位、やってはいけないことを書きます。たとえば「丁寧語で話す」「不確かな情報は断定しない」「外部サービスへの書き込みは確認する」といった内容です。
主なファイルの使い分け
| ファイル | 主な役割 | 書く内容の例 |
|---|---|---|
| IDENTITY.md | 基本情報 | 名前、役割、挨拶 |
| SOUL.md | 性格と行動原則 | 口調、判断基準、禁止事項 |
| USER.md | ユーザー情報 | 言語、時差、仕事背景 |
| MEMORY.md | 継続的な記録 | 過去の決定、運用メモ |
| TOOLS.md | 使える道具 | ファイル操作、ブラウザ操作など |
仕事で使う場合、SOUL.mdはかなり重要です。AIに「優秀に動いて」とだけ伝えても、どの場面で止まるべきかは伝わりません。便利さよりも判断基準を先に書くくらいでちょうどいいかなと思います。
USER.mdと記憶の扱い

USER.mdは、AIエージェントではなく、あなた側の情報を伝えるためのファイルです。たとえば、基本の使用言語、タイムゾーン、普段扱うプロジェクト、返答の好みなどを入れることで、毎回同じ説明をしなくても会話しやすくなります。
ただし、USER.mdに何でも入れるのはおすすめしません。パスワード、APIキー、個人情報、取引先の機密情報などは、安易に書かない方が安全です。AIエージェントが読める場所に置いた情報は、会話や操作の判断材料になる可能性があります。
仕事用途でUSER.mdに入れるなら、次のような情報が現実的です。
- 日本語で回答する
- タイムゾーンはAsia/Tokyo
- 返答は結論から短めにする
- 重要な判断は確認する
- 進捗報告は箇条書きでまとめる
- 普段扱うプロジェクト名を明記する
記憶の扱いでは、MEMORY.mdや長期記憶の仕組みも関係します。過去の決定や運用ルールを残せるのは便利ですが、古い情報が残り続けると、今の方針とズレることもあります。覚えてほしい情報と、毎回確認してほしい情報を分けるのが大事です。
HEARTBEATと常駐運用

HEARTBEATは、OpenClawを常駐型アシスタントとして使うときに関係する仕組みです。チャットで話しかけた時だけでなく、一定間隔で状態を確認したり、未読やタスクを見に行ったりする運用に使われます。
この考え方があると、AIは受け身のチャット相手ではなく、定期的に状況を確認する補助役に近づきます。たとえば、タスク整理、ログ確認、通知チェック、日次の状況確認などと相性がよいです。
一方で、常駐運用には注意点もあります。ブラウザ操作や外部ツール連携を許可している場合、重い処理が繰り返されたり、意図しない操作が発生したりする可能性があります。最初は「見るだけ」「報告するだけ」の範囲から始めるのが無難です。
HEARTBEATを使う前には、何を確認するのか、どの頻度で動くのか、失敗時にどこへ報告するのかを決めておきたいところです。正確な仕様やコマンドは変わる可能性があるため、導入時は公式サイトの最新情報も確認してください。
openclawのpersona実践設計

この章の主な見出し
- テンプレート作成の要点
- SlackやTeams連携
- ローカル運用とプライバシー
- スキル追加時の注意点
- セキュリティ設定の優先度
- 総括:openclawのpersona要点
ここからは、openclawのpersonaを実際に作るときの考え方を整理します。テンプレート、チャット連携、ローカル運用、スキル追加、セキュリティを順番に見ると、何から手を付けるべきかが見えやすくなります。
仕事で使うなら、最初から全部を自動化しようとしない方が安全です。まずは情報整理や下書きのような低リスク作業から始め、安定してから少しずつ任せる範囲を広げる流れが合っています。
テンプレート作成の要点

personaテンプレートは、短く始めるのがコツです。名前、役割、話し方、確認ルール、禁止事項を先に書き、その後に必要な設定を足していく方が管理しやすくなります。
たとえば仕事用のAI秘書なら、役割は「業務整理アシスタント」、口調は「日本語で短く丁寧に」、確認ルールは「外部送信、削除、費用が発生する操作は実行前に確認」といった形が現実的です。これだけでも、会話の方向性はかなり安定します。
テンプレートを作るときは、次のように分けると迷いにくいです。
| 設定場所 | 書く内容 | 例 |
|---|---|---|
| IDENTITY.md | 何者か | 業務整理アシスタント |
| SOUL.md | どう判断するか | 不明点は質問する |
| USER.md | 誰を支援するか | 日本語、短め回答 |
| MEMORY.md | 何を覚えるか | 運用ルール、重要決定 |
| TOOLS.md | 何を使えるか | 読み取り中心、削除は確認 |
大事なのは、personaを「かっこいい設定」にしすぎないことです。実務で役立つのは、雰囲気よりも再現性です。あなたが毎回言わなくても守ってほしいルールを、短く明確に書くのが一番使いやすいですよ。
SlackやTeams連携

OpenClawは、チャットアプリを入口にしてAIエージェントへ依頼する使い方と相性がよいです。調べた範囲では、Discord、Telegram、Slackなどの連携が紹介されており、TeamsでAI社員のように常駐させる事例も確認できます。
SlackやTeamsで使う場合、まず決めたいのは「どこで反応するか」です。DMだけなのか、チャンネルでも反応するのか、グループではメンションされた時だけ動くのか。このあたりを決めないと、関係ない会話に反応してしまう可能性があります。
業務チャットに入れる前に、次の条件は整理しておきたいです。
- 反応する相手
- 反応するチャンネル
- メンションの必要性
- 外部投稿の可否
- 失敗時の報告先
- 会話ログの保存方針
特にSlackやTeamsは、仕事の判断材料や社内情報が混ざりやすい場所です。AIを便利に使うためにも、参加場所と権限は絞った方が安心です。会社の情報管理ルールがある場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
ローカル運用とプライバシー

OpenClaw関連の情報では、ローカル環境や自分のサーバーで動かす考え方がよく出てきます。ローカル運用の良さは、設定ファイル、スキル、記憶、作業フォルダを自分の管理下に置きやすい点です。
ただし、ローカルで動かすからといって、すべての情報が外へ出ないとは限りません。外部のLLM APIを使う場合、会話内容やファイルの一部が外部サービスへ送られる可能性があります。ここは構成によって変わるので、導入前に確認したいところです。
プライバシー面では、次の項目を見ると判断しやすいです。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 実行場所 | 自分のPC、VPS、クラウド |
| 推論の処理先 | ローカルモデルか外部APIか |
| 記憶の保存先 | ローカルファイルか外部サービスか |
| 認証情報 | 環境変数や秘密管理で扱うか |
| ログ | 何の操作履歴が残るか |
| 削除方法 | 不要な記憶を消せるか |
最初は、公開情報の整理、タスク分解、文章下書きのような低リスク作業から試すのがよいと思います。顧客情報、契約情報、個人情報、認証情報を扱う前には、公式ドキュメントと利用サービスの規約を確認してください。
スキル追加時の注意点

OpenClawは、スキルやプラグインのような形で機能を増やせる点が魅力です。Web検索、ブラウザ操作、ファイル操作、GitHub連携、通知、スケジュール実行など、組み合わせ次第でかなり広い作業を補助できます。
ただし、スキル追加は便利さとリスクがセットです。スキルによっては、ファイルを読み取ったり、コマンドを実行したり、外部APIへ接続したりします。personaの口調が丁寧でも、権限が広すぎると危ない場面が出ます。
スキルを入れる前には、次の点を確認しておきたいです。
- 何を読み取るスキルなのか
- 何を書き換える可能性があるのか
- 外部へ送る情報はあるのか
- APIキーやトークンが必要か
- 自動実行される条件はあるのか
- 削除や投稿など取り消しにくい操作があるのか
仕事用なら、必要なスキルだけを入れるのが基本です。「いつか使うかも」で増やすと、管理が難しくなります。最初は読み取り中心にして、書き込みや実行系は確認制にするのが現実的です。
セキュリティ設定の優先度

openclawのpersonaを仕事で使うなら、セキュリティ設定は後回しにしない方がいいです。OpenClawは常駐型で、ファイル操作やブラウザ操作、外部サービス連携まで扱える情報があるため、普通のチャットAIよりも動ける範囲が広くなります。
優先順位としては、まず「誰が話しかけられるか」、次に「どの道具を使えるか」、最後に「どんな口調で振る舞うか」です。AIに慎重な性格を与えることも大切ですが、そもそも危ない操作ができないようにしておく方が堅いです。
セキュリティ設定の優先度
| 優先度 | 確認すること | 具体例 |
|---|---|---|
| 高 | 送信者の制限 | 許可したユーザーだけ反応 |
| 高 | グループでの反応条件 | メンション時だけ返答 |
| 高 | 実行系ツールの制限 | 必要な時だけ許可 |
| 中 | 外部公開の制限 | Gatewayを不用意に公開しない |
| 中 | 認証情報の管理 | APIキーを直書きしない |
| 中 | ログ確認 | 操作履歴を追える状態にする |
| 低〜中 | 口調の調整 | 丁寧さや報告形式を整える |
外部サイト、メール、SNS、チャットログには、AIを意図しない方向へ誘導する文言が混ざる可能性があります。そのため、外部情報を読む役割と、重要操作を実行する役割を分ける設計も有効です。
最初にやることはシンプルです。許可ユーザーを絞る、危険な操作を最初から全部開放しない、外部送信や削除は確認制にする。この3つだけでも、運用の不安はかなり下げられます。
総括:openclawのpersona要点

最後に記事のポイントをまとめます。
-
openclawのpersonaは、名前やキャラ付けではなく、AIエージェントの役割設計である
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IDENTITY.mdは、名前、役割、挨拶、基本プロフィールを整理する場所である
-
SOUL.mdは、口調、判断基準、禁止事項、行動原則を決める場所である
-
USER.mdは、あなた側の前提情報を伝えるためのファイルである
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MEMORY.mdや記憶機能は便利だが、古い情報の棚卸しが必要である
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HEARTBEATは、AIを常駐型アシスタントとして動かす重要な仕組みである
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テンプレートは、役割、口調、権限、確認ルールから始めるのが現実的である
-
SlackやTeamsで使う場合は、反応する相手、場所、条件を先に決めるべきである
-
ローカル運用でも、外部APIを使う場合は送信データの確認が必要である
-
スキル追加では、読み取り、書き込み、外部送信、実行権限を必ず確認するべきである
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セキュリティでは、personaの賢さよりも、権限と実行範囲の制限が優先である
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openclawのpersonaは、便利さと安全性をセットで設計してこそ仕事に使いやすい仕組みである


