「米国株式配当貴族 年4回決算型」を徹底解剖!基準価額・分配金・銘柄まで全部まとめてみた
「米国株式配当貴族(年4回決算型)」が気になって調べているなら、まず結論から伝えておこう。このファンドは、アメリカで25年以上にわたって増配を続けてきた超優良企業だけを厳選した「S&P500配当貴族指数」に連動するインデックスファンドで、2026年5月25日時点の基準価額は23,664円、純資産総額は3,108億円を超える大型ファンドだ。設定来のリターンは+165%を超えており、分配金は年4回(1月・4月・7月・10月)に受け取れる設計になっている。
この記事では、基準価額やチャートの推移、分配金の実績と年間利回りの目安、S&P500との違い、コストの話、どんな人に向いているかまで、投資判断に必要な情報を丁寧にまとめている。野村アセットマネジメントが運用しており、SBI証券・楽天証券・大和証券など主要な証券会社で購入できる点も魅力のひとつ。「検討しているけどよくわからない」という人にこそ読んでほしい内容になっている。
| この記事のポイント |
|---|
| ✅ 基準価額・純資産・コストなどファンドの基本情報を丸ごと把握できる |
| ✅ 直近の分配金実績と年間利回りの目安がわかる |
| ✅ S&P500配当貴族指数の仕組みと採用銘柄の特徴が理解できる |
| ✅ どんな人に向いていてどんな人には不向きかがわかりやすく整理できる |
米国株式配当貴族(年4回決算型)の基本情報を丸ごと解説

- 「年4回決算型」の基準価額は2026年5月25日時点で23,664円
- S&P500配当貴族指数とは25年以上増配し続けた厳選銘柄群のこと
- 米国株式配当貴族の代表的な銘柄は世界的大企業が並ぶ
- チャートで見る設定来+165%の圧倒的な成長軌跡
- ファンドのコスト(信託報酬0.55%)は同種ファンドと比べてどうか
- NISA成長投資枠の対象で非課税のメリットを活かせる
「年4回決算型」の基準価額は2026年5月25日時点で23,664円

まずこのファンドの現在地を数字で確認しておこう。2026年5月25日時点の基準価額は23,664円で、前日比+72円(+0.3%)という状況だ。純資産総額は3,108億円超えと、国内の投資信託のなかでも上位に入る規模感を持つ。
設定日は2018年11月14日で、設定時(2018年11月末)を起点とした設定来リターンは+165.28%(年率換算+14.06%)を記録している。約7年半で元本が2.65倍超になった計算で、この数字だけでもファンドの力強さが伝わってくるはずだ。
「基準価額(分配金再投資)とは、当初設定時より課税前分配金を再投資したものとして計算した価額であり、ファンドの収益率を測るためのものです」
――野村アセットマネジメント公式サイト(https://www.nomura-am.co.jp/fund/funddetail.php?fundcd=140750)
📊 ファンドの基本スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ファンド名 | 米国株式配当貴族(年4回決算型) |
| 運用会社 | 野村アセットマネジメント |
| 設定日 | 2018年11月14日 |
| 償還日 | 無期限 |
| 基準価額(2026/5/25) | 23,664円 |
| 純資産総額 | 3,108.3億円 |
| 決算日 | 1・4・7・10月の22日 |
| ベンチマーク | S&P500配当貴族指数(配当込み・円換算) |
| 投信協会コード | 0131318B |
設定来安値は7,430円(2020年3月24日)で、コロナショック時のどん底から見ると現在は3倍以上の水準まで回復・成長している。一方、設定来高値は24,840円(2026年3月3日)で、直近もほぼ高値圏内で推移している点は注目に値する。
「基準価額が高すぎて買いにくい」と感じる人もいるかもしれないが、投資信託の場合は100円から購入できる証券会社が多いため、金額の大きさはあまり気にしなくてよい。あくまで「口数あたりのファンド価値」を示す数字として捉えておこう。
S&P500配当貴族指数とは25年以上増配し続けた厳選銘柄群のこと

このファンドが連動を目指す「S&P500配当貴族指数」は、ただのS&P500とは別物だ。S&P500の500銘柄の中から、さらに厳しい条件をクリアした企業だけを選び出したエリート指数である。
📋 S&P500配当貴族指数の採用条件(3つの絞り込み基準)
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 増配の継続年数 | 25年以上連続して増配していること |
| 時価総額 | 30億米ドル以上 |
| ウエイト方式 | 各銘柄を均等投資(時価総額加重ではない) |
この「25年以上の連続増配」というハードルが非常に高い。リーマンショックやITバブル崩壊、コロナショックといった大きな経済危機を乗り越えながら、一度も減配せずに増配し続けてきた企業だけが対象になる。
「長期的に増配を続ける企業は、安定した収益基盤や健全な財務体質に裏打ちされた高い成長力が期待できます。増配を継続するという株主還元重視の経営姿勢が市場で評価されています」
――SBI証券 米国株式配当貴族紹介ページ(https://go.sbisec.co.jp/prd/fund/kizoku/)
また、一般的なインデックスファンドと違い、各銘柄の組み入れ比率が均等(イコールウエイト)になっているのも特徴だ。通常のS&P500は時価総額の大きい企業ほど比率が高くなるが、配当貴族指数は大企業も中堅企業も同じウエイトで組み込まれる。これによって特定の銘柄や業種への集中を避け、幅広い分散投資が実現されている。
さらに業種の分散にも優れており、生活必需品・ヘルスケア・工業・素材・金融など複数のセクターにまたがって銘柄が採用されている。「米国株だからといって1業種に偏らない」安心感はこのファンドの大きな強みといえるだろう。
米国株式配当貴族の代表的な銘柄は世界的大企業が並ぶ

S&P500配当貴族指数に採用される銘柄には、私たちの生活にも馴染みのある世界的企業が多数含まれている。SBI証券の紹介資料によると、連続増配年数が特に長い銘柄の例として、生活用品・医薬品・消費財などの分野で長年にわたって増配を続けてきた企業が紹介されている。
一般的に配当貴族指数には、以下のような特性を持つ企業が多く含まれると考えられている。
✅ 配当貴族指数に採用されやすい企業の特徴
- ✅ ブランド力が高く、価格競争に強い消費財・生活必需品メーカー
- ✅ 景気変動の影響を受けにくいディフェンシブセクターの企業
- ✅ 安定したキャッシュフローを持ち、長期的に株主還元を続けられる財務体質
- ✅ グローバル展開しており、単一市場への依存度が低い多国籍企業
こうした企業群は、景気が悪化した時期でも相対的に株価の下落が小さく、安定した配当収入を維持しやすいという傾向がある。一般的に「ディフェンシブ銘柄」と呼ばれるカテゴリーに近く、攻撃的な成長株とは異なる性質を持つ。
📊 S&P500配当貴族指数の資産配分(概要)
| 資産分類 | 比率 |
|---|---|
| 先進国株式(日本除く) | 99.9% |
| 分類不可 | 0.1% |
※ 2026年2月27日現在、日経平均株価情報より
ただし、具体的な組入銘柄と比率は月次レポートで定期的に更新されているため、最新情報は野村アセットマネジメントや各証券会社の公式ページで確認することをすすめる。ファンドの性質上、S&P500とは構成銘柄が大きく異なり、GAFAMなどのグロース系ビッグテック銘柄はほとんど含まれないという点も覚えておきたい。
チャートで見る設定来+165%の圧倒的な成長軌跡

このファンドの価格推移を振り返ると、設定来の成長力がよくわかる。2018年11月の設定時から2026年5月現在までの約7年半で、設定来リターンは+165.28%(年率換算+14.06%)を達成している。
📊 期間別パフォーマンス(分配金再投資ベース)
| 期間 | リターン(累計) | リターン(年率) | リスク(年率) | シャープレシオ |
|---|---|---|---|---|
| 1年 | +25.75% | +25.75% | 12.57% | 1.90 |
| 3年 | +46.41% | +13.55% | 12.50% | 1.05 |
| 5年 | +89.99% | +13.70% | 13.57% | 1.00 |
| 設定来 | +165.28% | +14.06% | 15.91% | 0.89 |
※ 2026年4月末時点、野村アセットマネジメント・日経新聞掲載データより
特に直近1年のパフォーマンスは+25.75%と力強く、シャープレシオ(リスクあたりのリターン効率)も1.90と高水準を維持している。シャープレシオが1を超えるということは、「取ったリスクに見合ったリターンを出せている」状態を示しており、運用効率の高さが読み取れる。
一方で、2020年3月のコロナショック時には基準価額が7,430円まで急落したことも忘れてはいけない。これは設定直後の高値からおよそ半値近くまで下落したレベルで、短期的な価格変動リスクが存在することを示している。チャートを見るときは「今の価格だけ」でなく「過去の最安値」も確認しておくのが投資判断の基本だ。
設定来高値は2026年3月3日の24,840円で、直近(2026年5月25日)は23,664円と高値圏から少し下がった水準だ。長期的な右肩上がりのトレンドは継続しているとみられるが、為替レートや米国の金融政策の影響も受けるため、短期的な上下動は常に織り込んでおく必要がある。
ファンドのコスト(信託報酬0.55%)は同種ファンドと比べてどうか

投資信託を選ぶうえでコストは非常に重要な要素だ。このファンドの主なコスト構造を整理しておこう。
📊 米国株式配当貴族(年4回決算型)のコスト構造
| コスト種別 | 金額・率 | 備考 |
|---|---|---|
| 購入時手数料 | 最大2.2%(税込) | SBI証券・楽天証券等はノーロード(無料) |
| 信託報酬(管理費用) | 年率0.55% | 保有期間中に毎日差し引かれる |
| 信託財産留保額 | 0.10% | 売却時にかかるコスト |
信託報酬0.55%という水準は、eMAXIS SlimシリーズなどのS&P500連動インデックスファンド(0.1%以下)と比べると割高に見える。ただし、配当貴族指数はS&P500そのものとは異なる独自指数であり、均等ウエイトや厳格な銘柄選定の維持に一定のコストがかかることを考えると、一概に「高すぎる」とは言い切れない部分もある。
✅ 購入先の証券会社による手数料の違いに注意
購入時手数料は証券会社によって大きく異なる。野村證券や大和証券といった対面型証券会社では最大2.2%の手数料がかかる場合があるが、SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券などのネット証券ではこの購入手数料が無料(ノーロード)になっている。100万円を投資する場合、手数料2.2%だと2万2,000円の差になるため、購入先は慎重に選びたいところだ。
1万口あたりの費用明細を見ると、信託報酬は57円、保管費用等が1円で合計56円程度(みんかぶ掲載データより)となっている。年率0.55%を実額イメージに変換すると、100万円相当を保有していた場合、年間約5,500円が信託財産から間接的に差し引かれる計算になる。
NISA成長投資枠の対象で非課税のメリットを活かせる

このファンドはNISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠の対象となっており、通常口座なら課税される分配金や売却益が非課税で受け取れる。一方で、NISAつみたて投資枠の対象外である点に注意が必要だ。
📊 NISA対応状況まとめ
| NISA区分 | 対応 |
|---|---|
| NISA成長投資枠 | ✅ 対象 |
| NISAつみたて投資枠 | ❌ 対象外 |
年4回の分配金を受け取るスタイルのファンドは、NISAつみたて投資枠の対象になりにくい傾向がある(分配金が少ないファンドや複利効果を重視したファンドが主な対象)。このファンドは「分配金を受け取りながら保有したい」というニーズに応えた設計のため、成長投資枠での活用がメインになる。
NISA成長投資枠の年間投資上限は240万円で、生涯非課税保有限度額は1,800万円(成長投資枠は最大1,200万円)だ。このファンドで中長期的に分配金を受け取りながら資産を育てたい場合、NISA成長投資枠をうまく使うのが効率的な選択肢のひとつといえる。
積立の設定も各証券会社で可能で、楽天証券では100円以上1円単位からスポット購入・積立が選べる。少額からコツコツ積み上げていく使い方も、まとまった資金で一括投資する使い方も両方対応している点は、幅広い投資家層に使いやすい設計だ。
米国株式配当貴族(年4回決算型)の分配金・評価・投資判断を深堀り

- 年4回の分配金はいくらか、直近の実績は85円(2026年4月時点)
- 年間分配金の合計は直近1年で330円、年間利回りの目安はどのくらいか
- リターン・リスク・シャープレシオから見た運用効率の評価
- 掲示板や口コミで語られるリアルな評判と保有者の声
- 米国株式配当貴族と他の米国株インデックスファンドとの違い
- どんな人に向いていて、どんな人には不向きか
- 総括:米国株式配当貴族(年4回決算型)のまとめ
年4回の分配金はいくらか、直近の実績は85円(2026年4月時点)

「年4回決算型」の名前の通り、このファンドは1月・4月・7月・10月の各22日に分配金が支払われる。直近(2026年4月22日)の分配金は85円(1万口あたり、税引前)だった。
📊 直近10回の分配金履歴(1万口あたり・税引前)
| 決算日 | 分配金 | 落基準価額 |
|---|---|---|
| 2026年4月22日 | 85円 | 23,819円 |
| 2026年1月22日 | 85円 | 23,956円 |
| 2025年10月22日 | 80円 | 21,593円 |
| 2025年7月22日 | 80円 | 20,751円 |
| 2025年4月22日 | 80円 | 18,424円 |
| 2025年1月22日 | 75円 | 21,848円 |
| 2024年10月22日 | 75円 | 22,196円 |
| 2024年7月22日 | 75円 | 21,438円 |
| 2024年4月22日 | 75円 | 20,606円 |
| 2024年1月22日 | 70円 | 19,169円 |
※ 楽天証券掲載データより
分配金は直近2年間で着実に増額されている。2024年1月の70円から始まり、同年中に75円へ、2025年には80円、2026年に入ってからは85円へと段階的に引き上げられてきた。これはファンド自体の運用がうまくいっていることを反映していると考えられるが、分配金は運用状況によって変動し、減額や不支給になる可能性もある点は理解しておきたい。
なお、分配金を受け取るには決算日の前営業日までに約定が必要だ。決算日当日に購入しても、その回の分配金は受け取れない仕組みになっているので、タイミングを確認しておこう。また分配金の受け取りは決算日から5営業日目に行われる。
年間分配金の合計は直近1年で330円、年間利回りの目安はどのくらいか

直近の年間分配金合計(2025年5月〜2026年4月の1年分)を計算すると、80円×2回+85円×2回=330円となる。野村證券の公式サイトでも「2026年4月末時点の年間分配金累計は330.00円」と明記されている。
📊 年間分配金と分配利回りの目安(試算)
| 試算ベース | 数値 |
|---|---|
| 年間分配金(直近1年) | 330円(1万口あたり・税引前) |
| 基準価額(2026/5/25) | 23,664円 |
| 分配金利回りの目安(税引前) | 約1.39% |
| 分配金利回りの目安(税引後・20.315%課税) | 約1.11% |
※ 将来の分配金を保証するものではない。あくまで直近実績からの試算。
分配金利回りは約1.4%前後(税引前)という水準だ。高配当ETFや高配当株ファンドと比較すると「高い」とはいえないが、このファンドの真の強みはあくまで基準価額の値上がり益(キャピタルゲイン)との組み合わせにある。設定来のトータルリターンが+165%を超えている事実を見ると、配当収入だけでなく元本の成長も同時に享受できる設計になっていることがわかる。
分配金の受け取り方には「受取型」と「再投資型」の2種類がある。「受取型」は分配金を現金で受け取る方法で、定期的なインカムを楽しみたい人に向いている。一方「再投資型」は分配金を同じファンドに再投資して複利効果を狙う方法だ。長期の資産形成を優先するなら再投資型、定期的なキャッシュフローが欲しいなら受取型という選び方が一般的な考え方だろう。
リターン・リスク・シャープレシオから見た運用効率の評価

数字で見るこのファンドの実力を整理しよう。楽天証券に掲載されているリスクリターン詳細データ(2026年5月22日更新)から、主要指標を確認していく。
📊 リスクリターン詳細データ(楽天証券掲載、2026年5月22日更新)
| 指標 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 |
|---|---|---|---|---|
| リターン(年率) | 16.42% | 21.88% | 13.30% | 12.92% |
| リスク(年率) | 13.69% | 12.45% | 13.09% | 15.36% |
| シャープレシオ | 1.12 | 1.60 | 1.00 | 0.86 |
| ベータ(β) | 0.61 | 0.64 | 0.66 | 0.74 |
| アルファ(α) | -16.27 | -15.19 | -10.10 | -4.38 |
※ 楽天証券分類平均(米国株式-為替ヘッジ無し)との比較ベース
注目したいのはベータ値(β)だ。1年ベースで0.64という数値は、市場全体(ベンチマーク)が10%動いた時にこのファンドは約6.4%の動きにとどまる、つまり相場の変動に対してやや保守的な動きをすることを示している。これは配当貴族銘柄がディフェンシブな企業中心に構成されているためで、暴落時の下落幅が一般的な米国株ファンドより小さくなりやすい傾向がある。
一方でアルファ(α)がマイナスになっているのは、同じ楽天証券分類(米国株式-為替ヘッジ無し)の平均と比べると相対的にリターンが低いことを意味している。S&P500全体やナスダック100などのグロース系指数が大きく上昇した局面では、配当貴族指数はパフォーマンスが劣後しやすいという特性がある。
ただし、シャープレシオ(リスクあたりのリターン効率)は1年ベースで1.60と水準が高く、「同じリスクを取った場合の効率」で見れば悪くない。特にリスクを抑えながら安定したリターンを求める人には魅力的な指標だ。リスクメジャー(Yahoo!ファイナンス掲載)は3(平均的)と評価されており、超ハイリスクでも超ローリスクでもない中庸なポジションといえる。
掲示板や口コミで語られるリアルな評判と保有者の声

このファンドに関する口コミや評判は、みんかぶ投資信託などで確認できる。サイト上に寄せられた口コミでは、以下のような保有者の率直な声が見られる。
「旧NISA 枠の余りで、昨年末に一括購入。期待した程の伸びがないので、時期を見計らって売ろうかと思っています。」
――みんかぶ投資信託 口コミ欄(2024年2月)(https://itf.minkabu.jp/fund/0131318B)
この口コミからは、短期間での購入タイミングによっては「思ったほど伸びない」と感じるケースもあることがわかる。実際、配当貴族指数はS&P500やナスダック100といった成長性重視の指数と比較すると、強気相場では出遅れることが多い。
✅ 掲示板・口コミで多く語られる評価の傾向
- ✅ 「長期保有には安心感がある」というプラスの声
- ✅ 「分配金を定期的に受け取れるのが嬉しい」という受取型ユーザーの声
- ⚠️ 「S&P500や全世界株の方がパフォーマンスで勝ることもある」という比較の声
- ⚠️ 「購入タイミングによっては期待より伸びを感じにくい」という声
なお、みんかぶのレーティングは現時点で★★(5段階中2)と低めの評価が付いているが、これはあくまで定量的な相対評価であり、他の米国株式ファンドとの比較における位置づけを示したものだ。ファンド自体の絶対的な良し悪しとは切り分けて理解する必要がある。
米国株式配当貴族と他の米国株インデックスファンドとの違い

「S&P500に投資するファンドと何が違うの?」という疑問を持つ人は多い。ここで改めて比較整理しておこう。
📊 米国株式配当貴族(年4回決算型)と他ファンドの比較
| 比較項目 | 米国株式配当貴族(年4回決算型) | S&P500連動ファンド | ナスダック100連動ファンド |
|---|---|---|---|
| 対象指数 | S&P500配当貴族指数 | S&P500指数 | ナスダック100指数 |
| 採用銘柄数 | 約65〜70銘柄 | 約500銘柄 | 約100銘柄 |
| 銘柄ウエイト | 均等投資 | 時価総額加重 | 時価総額加重 |
| 主なセクター | ディフェンシブ系(生活・医療・工業等) | 全業種 | テック・成長株中心 |
| 分配金 | 年4回 | ファンドによる | ファンドによる |
| 信託報酬目安 | 約0.55% | 約0.1%以下 | 約0.2%程度 |
| 上昇相場でのリターン | やや劣後しやすい | 市場平均 | 高リターン傾向 |
| 下落相場での耐性 | 比較的強い | 市場平均 | 下落が大きい傾向 |
最大の違いは「25年以上連続増配」という厳格なフィルターだ。S&P500は時価総額の大きい企業であれば採用されるが、配当貴族指数は長期間にわたって増配を続けた実績がなければ入れない。結果として、テック系グロース株はほぼ除外され、より「安定重視」「配当重視」のポートフォリオになる。
強気相場では成長株・テック株が優位になりやすいため、この特性は「機会損失」と感じられることもある。ただし、相場が大きく崩れた局面では配当貴族のディフェンシブな特性が保全力として機能する可能性が高い。どちらが優れているかではなく、自分の投資スタイルや目的に合っているかどうかで選ぶのが正解だ。
どんな人に向いていて、どんな人には不向きか

このファンドが実際にフィットするのはどんな投資家なのか、向き・不向きをはっきり整理しておこう。
📊 米国株式配当貴族(年4回決算型)の向き・不向きマトリクス
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 年4回の分配金を定期収入として楽しみたい人 | とにかく高リターンを最優先したい人 |
| 相場の乱高下が気になって安定重視の人 | コストを極限まで抑えたい人 |
| 米国の優良大企業に長期投資したい人 | NISAつみたて投資枠での積立をしたい人 |
| 株主還元意識の高い企業を応援したい人 | 短期のキャピタルゲインを狙いたい人 |
| NISA成長投資枠で分配金と値上がりを狙いたい人 | S&P500やナスダックに最短でアクセスしたい人 |
✅ このファンドを選ぶ際に確認しておきたいポイント
- ✅ 購入先はノーロード(手数料無料)の証券会社を選んでいるか
- ✅ NISAつみたて投資枠ではなく、成長投資枠を使う準備ができているか
- ✅ 分配金は「受取型」か「再投資型」か、自分の目的に合った選択をしているか
- ✅ 為替リスク(円高になると評価額が目減りする)を理解しているか
- ✅ 短期ではなく5年・10年の中長期保有を前提にしているか
このファンドは原則として為替ヘッジを行わない。つまり、円高が進むとドル建て資産の円換算額が下がり、基準価額に影響が出る。米ドルと円の動きが気になる人は、この為替リスクについても十分に理解しておく必要がある。
野村アセットマネジメントの公式サイトでは、「中長期的な資産の成長を積極的に目指し、年4回の分配金を享受したい方で、同種の商品に対する知識や投資経験があり、もしくは説明を受け商品性をご理解いただける投資家を主に念頭において組成しています」と明記されている。初心者でも検討できるが、「元本割れリスクを許容でき、積極的な運用を考える方に適しております」という点は肝に銘じておきたい。
総括:米国株式配当貴族(年4回決算型)のまとめ

最後に記事のポイントをまとめます。
- 「米国株式配当貴族(年4回決算型)」は野村アセットマネジメントが運用するインデックスファンドである
- 連動対象はS&P500配当貴族指数(配当込み・円換算ベース)で、25年以上連続増配した米国企業で構成される
- 2026年5月25日時点の基準価額は23,664円、純資産総額は3,108億円超と大型ファンドに分類される
- 設定来リターンは+165.28%(年率約+14%)で、2018年11月の設定から約7年半で2.6倍超まで成長した
- 分配金は年4回(1・4・7・10月の22日)に支払われ、直近(2026年4月)は85円(1万口あたり・税引前)である
- 直近1年間の年間分配金累計は330円で、基準価額ベースの分配利回りは約1.4%(税引前)の水準である
- 信託報酬は年率0.55%で、購入時手数料はネット証券ではノーロード(無料)が一般的である
- NISA成長投資枠の対象だが、NISAつみたて投資枠は対象外である
- S&P500全体やナスダック100と比較すると強気相場での上昇は劣後しやすいが、下落局面での耐性は比較的強い傾向がある
- 均等ウエイト投資により特定銘柄・業種への集中を避けた分散投資が実現されている
- 為替ヘッジを行わないため、円高進行時には基準価額が目減りするリスクがある
- 定期的な分配収入と中長期の値上がり益を両立させたい、安定重視の長期投資家に向いているファンドである
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- https://www.nomura-am.co.jp/fund/funddetail.php?fundcd=140750
- https://www.nikkei.com/nkd/fund/?fcode=0131318B
- https://qfund.daiwa.jp/dpbfnd/dpf01/qsearch.exe?F=dwsf2%2Funyo&KEY1=6697
- https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C000H4F4
- https://finance.yahoo.co.jp/quote/0131318B
- https://itf.minkabu.jp/fund/0131318B
- https://advance.quote.nomura.co.jp/meigara/nomura2/qsearch.exe?F=users/nomura/detail2&KEY1=0131318B
- https://go.sbisec.co.jp/prd/fund/kizoku/
- https://www.fund.resonabank.co.jp/kojin/toshin/shohin/?pageID=LB1742_TRUSTS_OVERVIEW&userID=resona-bk_api&id=40058102
- https://www.gunmabank.co.jp/info/rd/gokizoku.html
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